ゲーテの名言紹介 その1
こんばんは、大佐です。今日は僕の人生の師匠(メンター)と呼んで差し支えないドイツの詩人ゲーテの名言を紹介していきたいと思います。
ゲーテというと堅苦しくて小難しいイメージがあると思いますが、今回はみなさんにとっても身近でなじみやすい名言をチョイスしています。わかりやすい内容を目指して書いております。是非最後までご覧ください。
その1としたのは彼は素晴らしい名言をたくさん残しておりますので何回か通してこのシリーズをやりたいと思います。
ゲーテについて
ゲーテというと一般的には詩人というイメージでしょうが、優秀な自然科学者でもあり「色彩論」などの自然科学に関する作品なども残しています。非常に多才な人物でした。
「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみの漫画家の水木しげるさんもゲーテを敬愛しており、『ゲゲゲのゲーテ』という彼に影響を与えた名言を水木さんの解説付きで紹介した書籍を出しております。興味がある方はこちらが良い入門書だと思います。
前置きが長くなりましたが、本編に参りましょう。今回は3つ紹介させていただきます。
一番目の名言
我々は高みに憧れるが、歩きだすことには無関心だ。
山々を望みながら、平らな道を歩きたがる。
いきなり鋭い言葉が飛び出します。できることなら何事も達人の領域を目指したいという漠然とした思いは誰でもあると思います。自分のカッコいい姿を思い描くことだけは誰でもしてしまうと思います。
しかし、実際の行動が伴うのかといわれるとまずここが難しく、実際に挑戦したとしてできるだけ楽をしたい気持ちを見透かされてしまっているかのような言葉だと思います。ゲーテの鋭い洞察力が生んだ一言だと思います。
二番目の名言
卑怯者は、安全な時だけ居丈高になる。
居丈高とは「人を威圧するような態度」のことです。卑怯な人は自分が安全・優位な状態でだけ強気になれるというゲーテのメフィストフェレス(※1)的な面爆発の名言だと思います(笑)。
これは皆さん日常的に体感していることなので真実なのは疑いようがないと思います。客商売の定員さんにだけ強気なクレーマー客、上司には強く出れないが部下には高圧的な上司。もう日常的に見かける光景ですよね。
この言葉って逆も然りなんですよね。つまり「尊い人は自分が優位な時でも優しい態度を崩さない」ってことだとも僕は思います。
是非ともそういう人間を目指したいものですね。少なくとも自分が優位な時だけ強気な人間にはならないようにしたいです。
※1:
キリスト教の悪魔の1つ。ゲーテの『ファウスト』にも登場します。
3番目の名言
生まれが同時代、仕事が同業、といった身近な人から学ぶ必要はない
何世紀も不偏の価値、普遍の名声を保ってきた作品を持つ、
過去の偉大な人物にこそ学ぶことだ。
自分の価値観は身近な人に影響されやすいのですが、身近な人々は常に正しいかといわれるとそれは難しいと思います。
明確な価値観や基準を持つためには人生にはメンター(師匠)が必要なのですが、その素晴らしいメンターは自分の手で探してくる必要があります。これは間違いないです。
その時に師と仰ぐ人物を探す基準として「過去の偉大な人物」という明確な基準を掲げてくれているのがこの言葉です。
僕はこの言葉を発している本人を師と崇めているのですが(笑)、実際問題は自分が好きだなと思う人物を探してみるのも面白いと思います。
まあ、死んだ有名人物は神格化されて美化されているというのが実情でもありますが、目指す地点としては美化されたものでも問題ないと思います。偉大な人物を目指す気持ちが自身を偉大にしていくのだと思います。
終わりに
以上で今回の名言紹介を終わります。ゲーテの言葉は素晴らしいものが多いので絞り切れないので何回かシリーズ化したいと思います。皆さんにとって気に入る言葉が見つかればと思います。