絶版ゲームのリサーチ方法 海外編
こんばんは、大佐です。お待たせしました。『絶版ゲームのリサーチ方法 海外編』です。今回も分量多めかと思いますが、参考になる部分だけ読んで頂ければと思います。
ボードゲームギークのマーケットプレイスをより有効活用する、サブスクライブ機能についての解説は、同サイトを使う人で知らなければ必読級だと思います。それでは参りましょう！
【目次】
- 海外からの主な絶版ゲームの入手先
- 基礎知識：関税について
- 基礎知識２：日本円と海外通貨と交換率を頭に入れよう
- １．海外Amazon（アメリカ・ドイツ）
- ２．Ebay（海外オークションサイト）
- ３．BGGのマーケットプレイス
- 必殺技サブスクライブ機能を駆使しよう！
- おわりに
- 今日のまとめ
海外からの主な絶版ゲームの入手先
いつも通り結論からいきます。国内編でも触れましたが、おさらいの意味も含めて再度触れておきます。僕は主に以下の３つです。
１．海外Amazon（米・独）
２．海外オークションサイトのEbay（主に英・米・独の3国）
３．海外データベースサイトBoard Game GeekのGeek Market
ちなみに数字順は難易度の高さも表しています。自分的に簡単だと思うのが１の海外Amazonで、３のBoard Game Geek（以下BGG）のMarketは一番レベル高いです。
それぞれを順番に解説していきますね。
基礎知識：関税について
輸入には基本的には関税がかかります。輸入した時にかかる税金ですね。僕個人は請求されたことはありません。なので推測の部分が大きい話になります。
基本的に「商品の代金が16666円以上なら関税発生のリスクがある」と思っておいて間違いないです。
ただ、自分は40000円のリズムゲーム用の専用コントローラーを輸入したことがありますが、関税は取られませんでした（先方が負担していてくれた説あります）。
正直まちまちな感じがありますね。16666円を超えれば、必ずといったわけではなさそうです。また金額もまちまちみたいです(笑)。
ただ関税が必要な場合一緒に、消費税がかかります。ダブルで来るらしいです。国民の義務とはいえ、極力払いたくはないですね。
もっと詳細に知りたい方は以下のサイトが詳しいです。
商品総額16666円を超えないよう輸入しよう
一番の安全策は16666円を超えない輸入ということになります。海外からモノを買うと輸送費の都合、たくさんまとめ買いしたくなります。関税を払うと大して安くならないこともあるので注意が必要です。
商品総額で16666円なので、おそらく送料はノーカウントで良いという認識でいます。送料を加味しても総額2万ぐらいが限界でしょうね。
転売はダメ絶対！
16666円まで免除というのは個人輸入に限った話です。転売はもちろん、他人への贈与もアウトらしいです。海外からの輸入品を売っている人全員が納めているのか、少し疑問ですが、怪しければ税務署にチクりましょう(笑)。
基礎知識２：日本円と海外通貨と交換率を頭に入れよう
よく見るサイトはYahooファイナンスのレート一覧です。ここに概ね必要情報が揃っています。円の相場次第で安く買える時もあれば、高くなります。
円相場の値動きは要チェックです。コロナショックの時も1ドル101円とかなり安い時期だったと思います。イギリスのEU離脱時は一時100円切りました。このことから1ドル100円台前半は安いという認識で良いでしょう。
わかりやすいと思うように解説します
必須知識レベルだと思う国だけ解説します。
１．アメリカ：米ドル（USD、＄） 1ドル平均105～110円ぐらい（安い）
２．EU諸国：ユーロ（EUR、€） 1ユーロ平均120～130円ぐらい（中くらい）
３．イギリス：ポンド（GBP、￡） １ポンド140～150円ぐらい（高い）
ちなみに中国や韓国の人はドル取引が多いです。なので、この3通貨を覚えておけば概ねOKです。オーストラリアドル、カナダドルがたまにあるかなぐらいですね。
１．海外Amazon（アメリカ・ドイツ）
Amazonは明確に簡単な理由として、アカウント情報とクレジットカードだけで買い物ができるからです。あとはカートに欲しいものを入れて、チェックアウト（会計）でお終いです。超簡単です。流石は天下のAmazonです。
商品カテゴリは画像キャプションの通りです。ここまでくれば日本のAmazonと要領は同じです。欲しいゲームをカートに入れてお会計へ。
この画面まできたら黄色のボタンを押すだけです。通貨の選択は米ドルを選ぶと若干お得だった記憶がありますね。ただ、日本円ですぐいくらか知れるメリットもあるので、日本円で決済しても構わない範囲かと思います。
米ドルで決済は、ある程度慣れている人向けですね。慣れるまでは日本円で良いかと思います。
ドイツAmazon
ボードゲームの本場はドイツです。なのでドイツのAmazonから購入というのも手です。要領はほぼほぼ一緒です。ただアメリカとの違いは通貨と送料です。
通貨がユーロなのでドルよりも高いです。そこだけは頭に入れておいてください。
ドイツAmazonはオワコン？
今試してみると『ウイングスパン』１つで送料46ユーロしました。国内ショップを頼りましょう！（直球）。
昔はいくら買っても送料14ユーロとか、パラダイスみたいな時代がありましたが、こりゃダメそうですね。ドイツAmazonは流石に現代ではオワコン感ありますね。
２．Ebay（海外オークションサイト）
次に紹介するのはEbay（イーベイ）です。海外オークションサイトで、非常に有名なサイトです。お勧めはアメリカ本国と、ドイツ、イギリスの3か国はチェックします。
おもにマジック・ザ・ギャザリングのカードを輸入する時によくお世話になりました。ボードゲーム目線でみると、こちらにも結構お宝が転がっています。
ほぼPaypalのアカウントが必須
Amazonより明確にレベルが高い要因はPaypalのアカウントが必須なことです。とはいえ、近年は国内決済でも優秀なPaypalはアカウントを持っている方も多いと思います。
後述のBGGのマーケットプレイスでも必須なので海外輸入を検討している方は、絶対にPaypalアカウントを作っておきましょう。
Paypalのアカウントなしに、輸入しようとするのは泳ぎにいくのに水着を持っていかないレベルです。着衣水泳か全裸水泳の2択ですね(笑)。無謀です。
基本はアメリカがお勧め
アメリカのEbayは一番商品の日本への発送OKのものが多い印象があります。他国の通貨で出品されているものも結構ひっかかるので、どれか１つだけチェックするなら米国のEbay一択です。
ちなみに通貨はドル以外のものも普通に表示されます。どの通貨で支払うのかはきちんとチェックしておいたほうが良いでしょう（イギリスのポンドとかは高いので要注意）。
ドイツのEbayもアリっちゃアリだが
本場ドイツのEbayもアリっちゃアリなんですが、日本に発送OKのものが少ないです。ほぼドイツ国内発送のみ商品ばかりな気がします。ただ、掘り出し物はめちゃくちゃ多いです。ドイツの友達が欲しいですね(笑)。
たま～にアメリカにないお宝で日本に発送OKのものがありますので、よそになくてどうしても欲しいゲームだけ検索してみる程度で良いでしょう。
あと商品の説明文が完全にドイツ語です。英語翻訳か日本語翻訳は必須です。よく読んで買い物しないと、後でトラブルになる可能性があるので要注意です。
ドイツEbayはその観点からも繰り返しになりますが、どうしても欲しいものだけに限ることをお勧めします！
３．BGGのマーケットプレイス
とうとうここまで来ましたね。BGGのマーケットプレイスに手を出された方は、絶版ゲーム求道者の方でも上位職クラスの人です(笑)。
BGGマーケットプレイスは英会話の能力がほぼ必須
BGGのマーケットプレイスは英語によるやり取りが準必須クラスです。英語でやり取りできないと、商品の購入まで漕ぎつけられないこともあります。
とはいえ最悪は翻訳ソフトを通して話せば問題ありませんが、かなり不自然な語調になるので伝わるかは怪しいです。自分で英文を考えられるに越したことはありません。
使い方自体は超簡単
国籍の旗は出品者の国籍です（送料に関わる大事な情報）
Geekマーケットは各ゲームの個別のページに存在します。写真は『アルカディアの建設』のページです。
このように出品者の一覧がずらーっと出ます。値段（通貨）、状態、国籍、バージョン、出品の時期（何か月・何年前）かが表示されます。
基本的にはカートに入れて決済。この時の金額は送料は含まない金額なので要注意。あとから正式な総額の連絡が出品者から来ます。待ちましょう。
国籍はマジで大切！
特に大事なのは国籍です。どの国から発送されるかで送料はかなり変わります。高い国と安い国があるので気を付けましょう。
経験則としてはドイツは重さ2キロ以下なら安め、イギリスはやや高い、アメリカは買えば買うほど増える（Ebayのがマシかも）って感じです。他の国は個別に送料の相場を調べて買うことをお勧めします！
送金時の注意（家族・友人間の送金は手数料が高い話）
Paypalで送金すると手数料を引かます。それを嫌う出品者は多いです。手数料が上乗せした金額で売っている人も居れば、あとからつけてくる人もいます。これがまちまちなんですよ。なので、あとから代金のかさ増しがくることもあります(笑)。
中でも一番困るのが「家族・友人間の送金」オプションでだけ送ってくれと言う人です。ヨーロッパ間では無料でできて手数料もない素晴らしい方法なのですが、日本からだと500円ぐらいの送金手数料がかかります。
なので「家族・友人間の送金」より通常の送金手数料のが安いことが大半です。この場合は必ず、通常送金（商品代金・サービスの支払い）をしたいと告げましょう。
値段の交渉も可能
大勝負を買った話の回で交渉した話を少しだけしました。BGGのマーケットプレイスは英語能力さえあれば、値段の交渉も可能です。
大勝負の時は6ユーロ（900円程度）値切りました（とはいえ買わず）。
英語ができれば値切ることもできます。換言してしまえば、英語スキルは明確にお金になる能力とも言えます。英語ができる人は交渉もして、金銭的な優位（アドバンテージ）を得ることができますね。
必殺技サブスクライブ機能を駆使しよう！
BGGのマーケットプレイスは、ゲーム個別のページに出品情報が掲載されています。つまり欲しいゲームが複数あった場合は、いちいち全ページを巡回して回る必要がでてくるというわけです。こりゃ大変です。
そんな時に役に立つのがサブスクライブ機能です！これは各ゲームのページで設定でき、ゲームの情報提供や更新情報があれば通知してくれる機能です。
これはね。僕の正直、教えたくない超奥義なので絶対使いこなしましょう(笑)。
使い方（設定方法）
まずは該当ページに移動します。欲しいゲームのページに移動して、下記の赤丸のところをクリックしましょう。
SubscribedになればOK！
次にこれだけではてんで役に立たないので、隣の下矢印をクリックします。そしてサブスクライブ機能の設定を以下のようにいじります。
サブスクの設定を弄ってEbay AuctionとProdact of saleを絶対ONにしましょう（基本OFFです）。ここを弄らないと欲しいゲームのリサーチとして機能しません。
これでほしいゲームの通知がBGGを表示すれば速やかに感知できるようになります。これでほしいゲームの出品を速やかに察知できるようになります。
おわりに
長々となりました。やはり超大作になってしまいました。土日の朝でなければ書けませんね。今回は僕の持つノウハウを結集した内容になったので、かなり凝縮されたものになったと思います。
海外輸入に新しくチャレンジされる方はAmazonかEbayからスタートし、上級者はBGGのマーケットプレイスを利用されると良いかと思います。
とはいえ国内で絶版ゲームを5000円以下で見かければ、だいたい買いです。国内のリサーチも忘れないようにしましょう。輸送費は思っているより高いです。
合わせて読みたい国内編のリンクを貼って終わりにします。
今日のまとめ
・絶版ゲームのリサーチ法の海外編でした
・取引に使う通貨や関税の話も触れる程度にしました。必須知識です。
・初心者は米アマゾンと米イーベイがお勧め！
・BGGのマーケットプレイスは上級者向けです。英語スキルは準必須！
・BGGはサブスク機能を絶対に使おう！
以上です。読んで頂きありがとうございました。
