大佐の遊び場

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購買判断アンケート勝者の分析

 こんばんは、大佐です。先日、思いつきで「皆さんのボードゲームの購買判断に繋がるサイトの調査」というアンケートをさせていただきました。

 結果は230を超える票を頂けました。僕のフォロー数が150ぐらいですので、単純にフォロー数より上の集計数がいただけました。これもイイネとリツイート頂けたみなさんのおかげです。ありがとうございました!

  基本的には3大データベースサイト(この場合の3大はBGG、ボドゲーマ、Play:game)の影響力を知りたかったので、このような形になりましたが、アンケートの勝者は「Twitter・個人ブログ」でしたね。

 今回はここを深掘りしていこうと思います。よろしくお願いします。

 【目次】

 約半数以上がTwitterや個人ブログ!

 Twitterについては以下のように分離して考えることができます。

1.ゲーム作者本人・販売メーカーの公式アカウントのツイート

2.販売代理店のゲーム紹介

3.プレイヤー間の口コミ

 

 また個人ブログもざっくり3パターンに分けて良いと思います。

1.ゲーム作者本人の公式開発ブログ(Twitterの1に近い)

2.ブロガーのゲーム紹介サイト(Twitterの2に近い)

3.ブロガーのゲームレビューサイト(Twitterの3に近い)

 

 これらを全てごった煮にしたような投票内容だと思うので、最多になるのも無理はありません。実態はかなりいろんなシチュエーションの考えられる複雑な50%超のデータになってしまったと思います。

 このデータのままではあまり有意でないデータなので、もう少し分析してみようかと思います。

1.ゲーム作者本人・販売メーカーの公式アカウントのツイート

 これは国産ゲームの場合は非常に強い要素かと思います。国産ゲームは口コミ経由の販売戦略よりもこちらの方が主体で売れているのではないかと、個人的には思っています。

 国産ゲームの作者は自作ゲームのマーケティングに強く力を入れることができるので、マーケティング面では日本国内では積極的にマーケティングを行えない海外ゲームより強いと、以前申したことがあります。

 

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国産ゲームは最近Vtuberとも連携して、販売戦略を展開していますね。

 マーケティング強者であることが強みである、国産ゲームはTwitter、ブログ、Youtubeをフル活用して販売戦略を練ることができます。これは海外ゲームにはない明確な強みです。

 自作ゲームを販売することを考える人は、この3つのメディアのいずれも使わないのはあり得ないレベルだと思います。

 

 これらのメディアを通じてユーザーにリーチ(到達)することで、販売数を伸ばすという戦略は正しいと僕は思います。

2.販売代理店のゲーム紹介

 ゲームに情報に強いお店はいくらかゲームの簡単な説明を付けて売れます。すごろくやさんも紹介ブログを持っていますし、バネストさんもゲームの紹介をしておられますし、販売代理店は各々固有の紹介方法を持っておられるかと思います。

 

 個人的な仮説ですが、販売代理店のゲーム紹介は直接会って話す形式なら別ですが、サイトでの紹介はゲームの簡素な紹介に留まることが多いかと思います。この情報が直接的な購買判断に繋がるかと言われると難しいと踏んでいます。

 どちらかというと、販売代理店の紹介から気になったゲームが出たら、そこから個人間の口コミを探すという流れになるのではないか?と予想しています。

3.プレイヤー間の口コミ

 個人的にはTwitterという要素に着目すれば最大会派の意見だと思っています。

 Twitterでボードゲーマー同士がフォローしあうのは、お互いに情報交換するためというところが大きいと思います。そういう理由で「ボードゲーマーは同士は惹かれ合う」ところがいくらかあると思います。

 

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ユーザー間の口コミで拡散していく流れが主流かもしれませんね。

 またリアルでの口コミ、プレイもあるかと思います。「プレイして買う」は残念ながら選択肢のどこにも入れられていないのは失策でしたね。3大データベースの影響力の比較しか頭にありませんでした。

個人ブログはレビューサイトと1強の予感

 個人的に個人ブログの個々の要因はTwitterの各要因の考察と類似する部分が大きいので、ここで分析することはしません。

 国産ゲームの作者の開発ブログを見て面白そうと思い購入することもあり得ますが、やはり最終的な購買判断は口コミが決定打になると予想しています。

公式の情報はポジショントークの可能性があるか、それを疑われやすい

 この仮説を後押しする要素として販売元の紹介は、いわゆる有利なことしか話さない「ポジショントーク」の色が強い、またはそうだとユーザー側も思い込んでいる節があろうかと思います。

 なので公式情報だけで購買判断に繋がっているケースもあろうかと思いますが、大多数の人の購買判断に繋がっているかと言われると疑問です。

 

 そこで考えられる流れの1つとして、公式サイトの情報は興味を持つきっかけにはなるが、購買判断にはつながりにくいということです。

 興味を持ったらそこから個人間の口コミ・レビューサイトやデータベースサイトで情報を深掘りしていく流れになって、それらが購買の決定打になっていると予想します。

販売側がユーザーの口コミを重要視しているケースも

 国産ゲームのケースとしては『まじかる☆ベーカリー』シリーズではまじかる☆アンバサダー(大使)という称号をユーザーに託す形で、ブロガーやYoutuberに自社のゲームの販売戦略の一部を担ってもらっているとやり方がありますね。

 

 このやり方を取っていることは「公式情報→口コミ」という流れを提唱する、僕の仮説の裏付けになるところもありますし、口コミの重要性も株式会社MAGIさんが重要視しているという見方で間違いないかと思います。

 

 この仮説はそのままTwitterの購買判断も公式サイトの情報よりも、ユーザーの口コミの方が重要度が高いという仮説の裏付けにもつながりそうですね。

結論:僕の仮説はユーザー間の口コミが最強

 なので公式サイトの情報を完全に鵜呑みにする形で購入される人は、ネット上での購買では少ないかと思います。

 ユーザーの意見も個々人に着目すれば、バイアスのかかったもの、企業の息がかかったもの、その人個人の好みが強すぎるもの(例:自分のレビュー)などがあります。

 

 それらも多数集めれば分散・平均化します。たくさんの口コミを見て、個々人の尖った意見を平均化したもの、あるいは自分の価値観に近い人の意見に背中を押されるのではないかと僕は思っています。

 おそらくこの流れがTwitter・個人ブログと答えられた方の購買判断の流れの有力なモデルケースの1つだと自分は考えています。

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作者がエゴサーチして口コミを拡散するのも、

口コミの重要性の高さを証明する要素だと僕は考えています。

終わりに

 3大データベースの比較の話は次回に持ち越そうと思います。1記事で両方お話すると、内容が長くなりすぎます。また1つの記事で2つの主題を扱うのは、読み手に多大な負担をかけてしまいます。また後日その話は分析してみたいと思います。

 僕個人はデータを見て分析したり、何かの流れの推論を立てて考えるのは非常に好きです。得意ではないですがこういうお話ができるのは書いていて非常に楽しいです。

 

 なので読者様も何か自分に扱ってほしいデータがあれば、提示してもらえればと思います。良いひらめきが湧いたならそれを記事にしてみたいとも思います。

今日のまとめ

・アンケートの勝者は「Twitter・個人ブログ」でした。

・あまりにいろんな要素の混ざった回答だったので、自分なりに分析してみました。

・公式情報はあくまで口コミ収集・情報深堀りのきっかけだと予想しています。

・結論としては、ユーザー間の口コミがやはり最強だと僕は考えます。

・扱ってほしいデータがあればリクエストしてもらえれば記事を書くかもです。

 

 以上です。読んで下さりありがとうございました。