第120回舞鶴ボードゲーム会レポート
オークションで落札した『カフナ』を受け取るついでに舞鶴ボードゲーム会さんにお邪魔してきました。今回はそのレポートです。では参りましょう!
【目次】
会場の概要
舞鶴ボードゲーム会さんには何度か遊びに行っていますが、今回はいつもと違い、商工観光センターという会場で開催です。
シティホテルのような空間で個人的にはこちらの会場の方が好みです。ロビーでコーヒー飲みながら、読書できたらかなり良い雰囲気かなと思いました。
エレベーターで4階まで上がり目的の部屋に移動します。小さな会議室を借りて4卓ぐらいは立てられそうな空間で1日遊びました。商工会館はトイレが非常に近く、いつもの会場である「総合文化会館」より良いなと個人的には思いました。
むしろ、自分がここを借りて何かやるのもアリかなと思う範囲には気に入りました。
目的のブツの受け渡しとちょっとした宣伝
今回の目的である『カフナ』を受け取り相手のばんろっほさんは「ファミボド舞鶴」というゲーム会の主催者です。
こちらも舞鶴のボードゲーム会の1つで、主にファミリー向けのゲーム会として運営されているようです。ちょっと古いツイートですが、よく要点を掴んだ秀逸なツイートなので詳細はこちらをどうぞ。
ファミボド舞鶴の「のぼり」作りました!本体よりポールと台の方が高い…😅
— ばんろっほ@遊脳計画 (@yunopj) 2019年10月31日
コチラを目印にいらして下さいね!https://t.co/LGmfYTbZ4d pic.twitter.com/9nkpLZvovl pic.twitter.com/N1JdQggTyW
直近のゲーム会は彼のTwitterを見れば、何日に開催されるかわかるかと思いますので、近場の方は是非フォローしてあげてください。
フロカティーサーカス
珍しく主催のアルフルさんと3人で遊べる機会になったので、まずはお手頃な『フロカティーサーカス』を遊びます。
このゲームはシンプルなルールで悩ましく、上級者も初心者も一緒になって遊べるので、オープニングゲームに向いていると思いよく最初に遊んでもらいます。
今回は弟にルール説明を任せます。僕のルール説明からたくさん取り入れてくれていて、大分ルール説明が上手くなってきていると思いました。
プレイレポート
3人で2ゲーム遊びました。1ゲーム目は噛み合いが悪く低い点数を取るか、めくるとバーストというすさまじい下振れに襲われました。20点台の大敗を喫します。なかなかないボロ負けなので笑ってやってください(笑)。
2ゲーム目は10色そろえて上がり。先ほどの下振れがウソのような噛み合いの良さで勝利。平均への回帰の仕方が激しいですね。55点で1位でした。まあ、3人は10色ゲーなので10色揃えた人がだいたい勝ちます。
妹再生産
アルフルさん持ち込みのゲームです。簡単な拡大再生産ゲームです。妹を再生産するというコンセプトが新しすぎてついていけませんが、気にしたらダメです。
基本的には手札でコストを払って、手札を建設する『サンファン』のようなシステムのゲームです。それをいろんな種類のキャラクターで行うだけです。
適切な言葉が思いつかないので妹を増やす行為を分かりやすく「建設する」と表現します。よろしくお願いします。
プレイレポート
基本は手札のカードを手札のカードコストに建てていく、建設ゲームです。建設されたカードが以降のコスト支払いを有利にしたり、カードを引くオマケがついていたりします。まさに拡大再生産です。
個々の能力は本当に拡大再生産だけにフォーカスされています。ゲーム自体は極めて分かりやすいです。
やっていて思うのがコスト対効果のバランスが良いとはお世辞にも思えませんでした。手札が強くないと仕事しない6コストの「クローン妹」より、5コストの実質カード2枚引ける「狂科学者妹」の方が強く感じます。
このゲームは1枚のカードで2コストの支払いができます。実質2枚引ける「科学者」のカードは建ててしまえれば0.5枚のカードで建設可能という見方もできます。この手のフリースペル(コストが無料)に近いカードは、だいたい強すぎます。
他にも気になる点はありますが、後日アップロードするレビューで書こうと思います。もう少しゲームバランスを工夫したほうが面白くなると思うゲームでした。あと直接攻撃の要素があり、これも非常に好みが分かれます。
1回遊んで9人まで到達したのですが、主催のアルフルさんが1枚で2人分換算の双子を2枚プレイされて12人を達成しておられました。双子は勝利点を秘匿しやすく、直接攻撃を回避しやすい強力なカードだと思いました。
ファーストコンタクト
ざっくりいうと、宇宙人と地球人の2つに分かれます。それぞれ固有の目的を持ち、同陣営間で争うゲームです。つまり、宇宙人は宇宙人同士で、地球人は地球人同士で争います。
宇宙人は地球人から贈り物を欲しいけど、宇宙語でしか伝えられない制約があります。地球人はそれを直接聞いて教えてもらって、宇宙人側は欲しい贈り物を宇宙語で指定します。それを地球人は頑張って予想して当てます。
プレイレポート
2回やって2回とも地球人担当です。1回は大きなミスがあり、すぐにゲーム終了したので、もう1回遊びました。
地球人は宇宙人の欲しいモノを当てます。宇宙人としては1回の手番でなるだけ複数種類当ててほしいので、抽象的に伝えるのがコツです。この辺は『コードネーム』と同じです。
地球人はその宇宙人が欲しがっているものいずれかを当てればポイントが貰えます。
よくある伝言ゲームタイプのゲームです。コミュニケーションゲームに多いタイプのゲームで今日も亜種が作られ続けているのは、人気のあるジャンルなのだと思います。
評価の難しいゲームです。『コードネーム』系と気分で使い分けるには良いゲームではないでしょうか?自分的には制限の強い『コードネーム』といった色が強く、どちらかといえば『コードネーム』の方が優れていると思いました。
中盤に弟がまだ教えていない文字を駆使するプレイをしていましたが、後々からそれはやらなくて良いプレイであることが分かるという珍事が判明しました(笑)。
記号一文字の宇宙語がどの人間後に対応するのか解釈が、地球人間でブレるとまあまあ楽しいです。言葉の通じない異国の人とかとコミュニケーションする能力の訓練になる分、ビジネススキル向けの『コードネーム』とは違う要素が鍛えられます。
トギー&モッフィー
参加者の方の持ち込みのオリジナルゲームです。まだ未発売なので今後のゲーム性の変化の可能性があります。またどこまで情報を開示してよいのかわかりませんので、ざっくり現時点での感想だけお話します。
ゲームボードの写真は作者のツイートで上がっているので問題ないと思い、アップします。
現時点の感想だけいうと、改善したほうが面白くなると思う点だ何点かお伝えしておきました。似たようなゲームでいうと『アグリコラ』のファミリゲーム版のルールが一番近いかなと思いました。勝利点周りのシステムはもうひとひねり合った方が良いと思いました。
ボーナンザ
最後にローゼンベルクの名作『ボーナンザ』を遊びました。4人は畑が初期段階で8つしかないのに対し、豆が9種類です。マメ余りですがバッティングが起きてしまうのは、ままならないところですね。
プレイレポート
僕は今回は12、16のマメを中心に育てました。単純にかぶっていないnonnoさんがリードしているように見えました。なぜか負けているのに絞るような弟に交渉をされ、マークが厳しいことを痛感します。3位でもオーラだけで交渉を絞られるのは、光栄なことかもしれません(笑)。
結果は3位でした。トップ格だと思ったnonnoさんは弟と同率1位でした。最後にコインが増やせるよう動いた弟の作戦勝ちな感があります。僕は3金ほど足りずの3位でした。厳しいゲームでした。
20豆をゲーム中独占し続けたnonnoさんが勝つ流れでしたが、巧みな話術で有利に交渉を進めていた弟が並んだのは流石にやり込んでいるなと思います。
解散、そして夕食へ
そうして解散。夕食へ。舞鶴にくるとほぼ必ずやってくるのが「レストランまこと」です。ここは和食中心のレストランです。何より一番の売りは「量の凄さ」です。
食の細い人にはお勧めできないほど、セット料理のボリュームは凄いです。エビフライ御前を頼みましたが、2000円ぐらいでこの量です。
これにご飯お替りまでしてたっぷり食べました。ここはいつ来ても量が凄いお店です。食の細い方はセットを頼む時は覚悟したほうが良いかもです。
終わりに
舞鶴はアルフルさん主催の「舞鶴ボードゲーム会」と、ばんろっほさん主催の「ファミボド舞鶴」と2つのサークルがあります。北近畿でボードゲームするなら、どちらかに行ってみると良いかと思います。
今日のまとめ
・落札物の直接受け取りのついでにゲーム会に参加してきました。
・『妹再生産』はお手軽拡大再生産。だけど、少しゲームバランスに難アリです。
・『ファーストコンタクト』はコミュニケーションゲームが好きな人向けです。
・『トギー&モッフィー』は勝利点周りにもう一工夫欲しいなと思いました。
・『ボーナンザ』と『フロカティーサーカス』は僕的に必須科目感あります(笑)。
以上です。読んで下さり、ありがとうございました。