デジタルカードゲームのすすめ
こんばんは、大佐です。トレーディングカードゲームを遊ぶ上の難点、およびこれからカードゲームのデジタル化が避けられえないというお話をしたいと思います。
読む前に
気を付けて書いていこうと思いますが、それでも気分を悪くする方は何人か出てきても不思議ではありません。
あくまでも「本記事は筆者の持つ1つの価値観の提示」です。あなたの価値観を否定するものではありません。そこのところはご理解の上で続きお読みください。
紙のトレカの最大の難点は「莫大な時間を必要とする」
デジタルカードゲームのお話の前に大前提として「紙のトレカは時間がかかる」というお話から入りたいと思います。お金だけではなく、時間も結構必要です。
例えていうならジグソーパズルやプラモデルを組み立てて、それらを使って遊ぶゲームとでもいいましょうか。実際のゲームプレイに漕ぎつけるまでが凄く大変です。
紙のトレーディングカードでかかる時間をざっくりピックアップしたいと思います。
・大会遠征の移動時間
・カードの整理
・デッキ構築の時間(スリーブ交換&デッキリスト書きを含む)
・カード調達の通販の時間
・ゲームのプレイ時間
ざっくり思いつくだけでこれだけあります。こうしてみてもらえばわかると思いますが、実際のゲームをプレイする段階に行きつくまででまず5項目中の4項目をクリアすることが前提になります。
遊ぶまでに結構な時間と費用を費やして、みんながイメージするようなカードゲームがようやく遊べるのです。
整理、調達、移動、構築、プレイの5大時間的コスト
整理、調達、移動、構築、プレイ。この5大時間的コストは半端ないです。これが捻出できることが紙のトレカプレイヤーには必須事項といっていいでしょう。
僕の例で恐縮ですがざっくりで計算してみます。
僕の紙のカードの大雑把な所要時間
整理:体感で月に1~2日。1日あたり2時間程度。
調達:月に2~3度。通販1回あたり30~45分ぐらいは悩んでそうです。
移動:最寄りが車で15分、都市部の大会で片道2時間。
構築:1からの構築で1~2時間。調整は1回あたり5分、10分ぐらいでしょうか。
プレイ:1回戦50分。概ね1時間。マジックプレイヤーならこれは皆同じですね。
例:僕が一か月にプレイ以外にかかる時間的コスト
あくまでも僕の場合の時間です。
整理2回、調達3回、移動1回、構築(調整)2回、プレイ5回戦と過程します。
ざっくり計算していきます。数字は上の範囲からだいたいで入れます。基本的には都市部の遠征が多いので遠征は片道2時間換算でいきます。
4時間+1時間半+4時間(往復)+20分+5時間=13時間50分ぐらいですね。
好きな人は喜んで捻出できる時間ですが、好きでなければかなり大変な所要時間ではないかと思います。
時間とお金その両方が捻出できる人向けだと思います。
今回は紙のトレカのお話なので、5大コストがまんべんなくかかったことにしていますが、整理や調達は毎回、毎回必要なわけではないです。
しかし、定期的に必要になるので紙のトレカにかかる時間的コストは思ったより大きいことをここでは主張したいです。
大変だなあと思う方もおられるでしょうけど、紙のトレーディングカードはお金だけでなく時間もかかる趣味だということを頭に入れていただければと思います。
デジタルカードゲームはプレイ以外の時間がかなり節減できる
反論を恐れずに思い切ったことを書きます。これからはカードゲームはデジタル化の時代だと思います。デジタル化することで紙のカードゲームにかかる5大コストの4つが大幅削減できるからです。
5大時間的コストのデジタル化の恩恵
カードゲームをデジタルでやると先述の5大時間的コストがどう変化するのかわかりやすくお話します。これは「MTGアリーナ」の例です。
整理:完全になくなります。
調達:カードを作るか買うだけ。紙同様に金にものを言わせれば簡単に終わります。
移動:しなくて良くなる。オンラインでマッチングするまで1分もあれば十分。
構築:デッキリストをコピー&貼り付けで終わり。調整のみ手作業。
プレイ:シャッフルしなくて良い。時短にはなるが操作面で不便なところも。
プレイの面では紙の方が便利だなと思うところも多いですが、概ねこんなところで時間面の5要素の4つは改善していると思います。
マジックアリーナがいかにマジック界における革命児なのかよくわかるデータだと思います。
苦手な人とのマッチングリスク
プレイ中のマナーが悪い、価値観が根本的に合わない、自分の言うことを否定されるなど。あらゆる理由で合わない人は絶対出て来ると思います。
紙のトレカは地方や店舗内に苦手な人が居た時に、両者が同じ大会に参加していれば根本的にマッチングすることを避けることはできません。対人ゲームの宿命でもあり、負の側面だと思います。
特に地方のコミュニティは住み分けも難しく、規模も小さいので苦手な人が1~2人いれば大会参加のモチベーションに直結しかねません。
しかし、デジタルのカードゲームは、苦手な人とのマッチングリスクは無いに等しく、仮に当たってもエモートをミュートすれば人間関係で不愉快な思いをすることもありません。
少なくとも人間関係が原因でゲームが嫌いになるリスクを大幅に低減できます。
補足:人間関係は悪いところばかりではない
もちろん人間関係は悪いことばかりではありません。同じ趣味を持つ仲間を探しやすいのは紙のトレカの良いところです。良い友人が見つかる可能性もあります。
紙のカードなら対戦相手と感想戦ができるのも魅力です。MTGアリーナではそれが難しいです。
しかし、人間関係は人の悩みの大きな原因の1つといっても過言ではありません。人間関係については紙とデジタルの関係は一長一短だと思います。ですが、人間関係のネガティブな面に悩まなくて良いのは間違いなくありがたいです。
僕は紙のカードゲームは辞めました
僕は紙のカードを引退しました。すると、今まで掛けていたプレイまでの時間が不要になります。そして人間関係で悩むことがなくなりました。これはかなり大きいです。
今のところ紙とデジタル両方引退していますが、再開する場合はデジタルのみでやると思います。今では、紙のカードはカード集めと整理がかなり負担だと感じています。
終わりに
以上です。僕個人としては新しくマジックを始める人にはMTGアリーナを強く推奨します。紙のカードは都市部の人にはお勧めできますが、地方の方には手軽なアリーナが良いのではないかと思います。