100万円の含み損を抱えた日
こんばんは、大佐です。僕は以前少しお話しましたが、株式投資をやっています。
コツコツ3年間続けてきて年単位の負け(大納会後に元本割れ)したことは3年間ありませんでした。これは大暴落があった2018年もです(ギリギリ損益分岐点でしたが)。
この魔の2018年を負けずに生き残ったのです。もちろん暴落中はマイナスに陥ったこともありますが、最終的にはギリギリプラスにまで回復して年を越せました。
2019年に至っては秋からの上昇が凄く+60万ぐらいの含み益で年を越せました。こうお話すると僕が投資の上手い人に見えますが、タイトルの通りここから転落していきます(笑)。
悪夢の始まりはあのウイルス
新型コロナウイルスの患者が武漢で出た程度の頃に、市場はやや厳しい反応を示しました。ですが多くの投資家はかつてあった「SARS(サーズ)」と同一視する意見が多く、僕もそうなんではないかと思い込んでしまいました。
一言でいえば思考停止して流されてしまったんですよね。
SARS程度の相場のショックならば買い増しで対抗できると考えていましたが、どうやらこの見積もりは甘かったと認めざるを得ない結果になりました。
今日の大暴落で一番良い時からすれば7桁万円動きました。かろうじて致命傷で済んだのでこれから頑張って取り戻せるよう祈ります(笑)。 pic.twitter.com/zqEkIyXza7
— マクベス大佐@ブログ始めました (@macbeth_taisa) 2020年2月28日
当時の僕の含み損についてのコメントです(笑)。60万の含み益から40万の含み損まで大転落。この時点で実に100万円分の価値の下落を食らったわけです。しかし、まだまだ悪夢は終わりません。
NYダウが1か月で10000ドル低下
しかし新型コロナウイルスは楽観していたの人の予想に反し、世界中で猛威を振るいます。あっちこっちの主要都市はロックダウン(都市封鎖)。日に日に増加する患者数と死亡者数。この駆け巡る恐怖感をいち早く株式市場は表現したのでした。
ニューヨーク市場は価格の概念が麻痺したのか、ダウが1日1000ドル動くの乱高下を繰り返しながら下向きに駆け抜けていきます。わからない方のために補足させてもらいますと、1日400ドルも動けばかなりの値動きです。
この時偉大な先達たちに「歴史を目の当たりにしている」と言わせしめたほどの大暴落でした。こんな無茶苦茶を予想できたら天才といっても過言ではないでしょう。
そして伝説(150万の含み損)へ。
この大暴落を必死に売らずに耐えようとしましたが、あれよあれよと含み損は増加。酷い日は1日に20万含み損が増える日もありました。寝て起きたら20万減るのに気がめいらない方が普通だと思うことでしょう。
しかし、限界突破していると逆に無関心になってくるのが怖いところ。いわゆるプロスペクト理論というやつですね。
上図の失敗3のフェーズあたりの気持ちが含み損80万ぐらいから入っていた可能性は高いです。
慌てて売ると狼狽売り、含み損を耐えるとプロスペクト理論(笑)
しかし、慌てて売っても「狼狽(ろうばい)売り」、含み損を我慢すると「プロスペクト理論」いったいどっちにふるまうのが正しいのでしょう?
たぶん答えはどちらも正しいです。株式市場では異なる正反対の手法がどちらも時期を間違えなければ正しいということが多々あります。これが株式市場の難しさを端的に表す要素だと自分は思います。
含み損がついに100万を軽く突き抜けて最大150万へ
激しい含み損が襲ってくるが、至って平常です。損出ししているのでこの倍はイカれています(笑)。
— マクベス大佐@ブログ始めました (@macbeth_taisa) 2020年3月13日
狂ってないと渡れない橋。それが株。 pic.twitter.com/5EXETpq2Vv
そうこうしているうちに含み損は100万円を超えてしまいます。どころか軽く通り過ぎてピーク時には150万ぐらいまで行きました。
これで気が狂わない方がおかしいのですね。しっかり寝て毎日のルーティンを欠かすことはなく平常心だけは忘れませんでした。
こんな時でも諦めないのはかつての暴落での思いがあります。
時は米朝の挑発合戦に世界と市場が震撼した日です
2017年にアメリカと北朝鮮が挑発しあい、戦争を匂わせるほどに悪化しました。北朝鮮の挑発に対してトランプ大統領が要約すると「脅しには炎と怒りで応酬する」等とコメントするなど、かなり危険な状態だったことでしょう。
米国と北朝鮮の戦争を意識させるような緊張に、世界と市場に緊張感が走りました(のちに米朝首脳会談で大統領と総書記は握手を交わし、緊張は緩和されます)。
この時に日経平均19000円ぐらいまで落ち込んだ時に僕は株を買い増し、最終的には2017年を怒涛のプラスで終えることができました。
その後月々の給料で投資のお金を積み立てながら、現在の増えたお金で「日経19000円」の時に戻れるならたくさん株を買い集めたいという思いが後々によぎることがありました。
2018年の暴落でもこの2017年の気持ちを忘れなかった
2018年の大暴落でもその時の気持ちを忘れることなく、大暴落の中で恐る恐る買い増して行きました。結果、ブラッククリスマスの大暴落に負けずにギリギリの損益分岐点で2019年を迎えることができました。
暴落というのは絶好の買い場です。安く買って高く売るは不変の勝ちパターンだと思います。暴落で売って損益確定して、回復後に再参入していてはパフォーマンスの大幅低下は免れ得ません。
ですが、今回は暴落の恐怖と真正面から向かい合うことで、有り得る最悪のシナリオを地で行ってしまいました。本当に株式投資って難しいなと改めて思います。
株主優待の魅惑
これだけ手ひどい思いをしながらも株式投資を辞めようと思わない理由の1つに、株主優待の良い思い出があることも大きいです。
自分は株主優待を狙いながら価格が割安評価されている銘柄を好んで買うのですが、株主優待はまさに魔法です。株価を下支えする効果がありながら、優待品を期待できるのだからありがたい事この上ありません。
印象的な思いではエディオングループの優待の値引きと、その他の優待品の金券(UCギフトカードなど)の値引きをフル活用して「ニンテンドースイッチ本体」を買ったことでしょう。優待品だけで5000円は値引いてもらった記憶があります。
株式投資は配当金を生んでくれて優待品により生活コストを下げてくれます。よくあるQuoカード優待のおかげでコンビニの買い物で現金を使うことが少なくなりました。
頑張って月4000ぐらいずつ積み立てて自分への誕生日プレゼント買いました。買うまで長かった! pic.twitter.com/Hbz5Ag3G1q
— マクベス大佐@ブログ始めました (@macbeth_taisa) 2019年7月13日
株主優待に魅了された有名な人といえば桐谷さん
価格変動のリスクは大きいのですが、株主優待は恩恵に一度預かるとその素晴らしさに魅了されること間違いなしです。自転車で移動して株主優待を使いまくることで有名な桐谷さんも株主優待に魅了された1人といえるでしょう。
今現在の含み損は110弱万ぐらい
一時は80万まで含み損が減りました。ですが、3月末の権利落ちで一気に150万まで叩き落されました。そこからいくつか銘柄を入れ替えながらも110弱万ぐらいまで戻したみたいです。
正直損益分岐点に帰ることができるのかはわかりません。もしかしたらこのままかもしれませんし、下落する可能性もあり得ます。それが株式投資のリスクです。
しかし、今回の下落分を考えると以前ほどとまではいかなくても、日経平均が半分ぐらい戻すだけでもかなりの含み損の回復は期待できると思っています。
良い投資をしていればいつかまた笑える日がやってくる。そんな漠然とした思いで、株式投資を続けていこうかなと思っています。
たぶん今年の顛末はまた覚えていれば年末にしたためたいと思っております。流石に今年はマイナスで終了すると思っています。110万の含み損がどこまで回復するのか、あるいは拡大するのか。こうご期待(笑)。