名言紹介「熱い三流なら上等よ」について
またまた福本漫画からの名言紹介です。今回は『天 天和通りの快男児』からです。これに出会ったのは10年以上前ですが、人生観に強い影響を受けました。中でも最終の3巻は麻雀漫画であるにも関わらず、麻雀をしません。
その代わり、赤木しげるというキャラクターの人生観を様々なキャラクターと会話する形で読める濃密な回になっています。対話方式で人生観を展開していく赤木のやり方は古代の哲学者のソクラテスのようで面白いです。また、対話方式で展開されるので読者にもわかりやすいのも魅力です。
名言の概要
今回紹介するシーンは才能はあるが超一流の人に及ばない予感を感じた主人公格のひろゆきが、一線を退くも麻雀自体は続けたいと燻っている気持ちを見透かした赤木が彼の気持ちを後押しするところです。
失敗者にマウンティングを行ってくる人を気にしてはいけない
チャレンジする際に人の目は気になってしまいますよね。チャレンジして失敗するとマウンティングしてくる人も居ます。
これは僕個人の考え方ですが、このチャレンジ失敗者をマウンティングしてくる人って大概は「チャレンジしていない自分を肯定するため」に行うことが多いと思っています。はっきり言って気にしたら負けです。
マウンティングへの反論には何の生産性もないことが多いと思っています。そんな暇があれば失敗の根本原因を研究し、改善につなげていくことに時間を割くべきだと考えています。
人生の時間は有限です。心も時間も消耗していく生産性のない反論にエネルギーやリソースを割くのはただただ時間の無駄です。
僕はこの言葉に出会ってから人目をあまり気にしてませんね。やりたいと思ったことをやる。人目を気にする気持ちそのものが人生の可能性を狭めていくと思っています。
やらない後悔よりやる後悔を!
このやり取りのあとにひろゆきは決意を改め、自分のやりたかったことにチャレンジします。きっと彼もこの人生の方が幸福度は高い生き方だったのではないでしょうか?
要はやるかやらないか。やらない後悔よりやる後悔です。それに人生は一度きりですからね。やらずに死ぬよりもやって死ぬ人生の方が幸福度も高い生き方になると思います。人生は客観的に成功したかどうかは二の次でやったかやらなかったかでしょう。これはかなり重要だと思います。
犯罪や迷惑行為を肯定しているわけではない
もちろん、誰かにあからさまに迷惑をかけるのは無しです。強盗や詐欺の犯罪行為や迷惑行為を肯定している話ではありません。
チャレンジした結果、見通しが甘くて誰かに割を食わせてしまうぐらいはありますが、そこは素直に謝って同じことを繰り返さないようにしましょう。
終わりに
最後に赤木の名言を引用して終わりにしたいと思います。
この引用画像4枚だけでも珠玉の名言だらけですが、気になった方は是非本編を購入して読んでください。人生が変わり得る作品です。