大佐の遊び場

ボードゲーム、本、旅行、日々思うことなどを書き綴るブログです。

MASTERキートンから学ぶ僕なりの勉強論

 今日はひさびさに『MATSERキートン』を引っ張り出してきて、全巻通して読み終えました。そこで思う僕なりの勉強論をお話しできればと思います。

 なぜ大人になってからの勉強が大事なのか少しでも皆さんに伝わればと思い、この難しそうなお題に挑戦してみたいと思います。

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名作中の名作漫画。MASTERキートン

【目次】

知恵はいざというとき絶対に裏切らない心強い味方

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持ち前の知識と知恵で胴体着陸のピンチを乗り切るキートン

 これがまず第一に思うことです。僕はよくヤフオクに商品を出品しているのですが、ごくたまにトラブルに会うことがあります。その時に持っている知識や知恵を駆使し、相手にいろいろ提案して取引を無事に解決してきました。

 簡単にざっくりいうと10年以上取引してきて600人以上の人から評価を貰い、1件のどちらでもない評価を除いてすべてポジティブな評価を頂いております(2019/11/30現在)。

 

 トラブルになった時に主に頼りになったのはかじる程度でも勉強しておいた法律知識に助けられた分が大きいですね。民法をざっくり程度でも知っていると、「どこまで気を付けて」や「どの程度対処する必要があるのか」が明確になりやすいです。

 法律についてはそんなこと考えて勉強したわけではないのですが、トラブった時には知っていると知っていないとでは大違いです。 

 

 今の時代スマートフォンの普及でどこででもいろんな知識にアクセスしやすく、その気になれば必要な時に必要な知識にアクセスできることが多いでしょう。知っているだけの価値を否定する人も居ると思います。

 しかし、調べるにしてもいざ調べるとなると何をどのように調べてよいのかわからないこともあり結構大変です。

 ある程度でも基礎知識があるとポイントを絞って調べやすいように思います。必要な情報に到達しやすくなりますし、調べる際にかなり効率よく情報を検索・取捨選択できます。知識0から今回のトラブルを解決するのに何を調べればよいのかと、調べ始めるのとでは効率が全然違うと思います。

 現代においてもいろんな知識を頭に入れておく優位性はまだまだあると思います。

勉強とはより良い人生を歩むためにするもの

 勉強というと学生時代の半ば強制的にやらされたイメージを想起する人も少なくないかと思います。僕も高校生ぐらいまではそう思っていました(笑)。そういうイメージのない人はとても恵まれた環境で育ってこれた証拠だと思います。

 僕は今になって思うことは「勉強とはより良い人生を歩むためにするもの」だと確信しております。

 

 一般に多くの人は試験や資格のために勉強すると思います。ですが試験や資格のための勉強は、それが生活や仕事に密接したものでないとその大半を忘れていきやすいと思います。実践的に知ることをしなかった丸暗記のような勉強は活きた知識として活用しにくい側面もあると思います。

 

 一番は生活や仕事に密接したもの、あるいは自分の価値観に影響を与えるようなものを勉強することをお勧めします。こういう分野の勉強は自分の人生のQOL(生活の質)を向上することに直結しやすいのでお勧めです。

何を学んで良いのか迷っている人にお勧めしたいのは歴史と偉人の本

 とはいえ生活の質を向上するための勉強を何から始めてよいのかわからない人もたくさんいると思います。僕のお勧めは上に挙げた、歴史と偉人の本です。

 学ぶべき事柄にこれらを挙げた理由はいろいろあります。歴史と偉人の本から僕が学んだことの中で一番だと思うのは「多種多様な生活習慣や価値観を学ぶことで、理解や懐の広い人格を形成できる」と思っています。

 

 いろんなことを正しく知ることで偏見や誤解を持ちにくくなりますし、学べば学ほどより主観的ではなく大局的に物事を見れるようになります。大局観を身に着けると相手への理解も深まり、物事を客観視しやすくなります。

 客観視できるようになるということは、自身の特別視も減っていくと思います。そうして相手への理解を持てれば、些細なことで怒りを覚えることが自然に減っていくと思います。ストレスに悩みにくくなるというのは小さくないです。

 多様な価値観を学ぶことは寛大な人格を形成するといっても過言ではないかと思います。 

勉強し続けることは人間の使命

 僕は個人的に人間は自分で自分の行為の責任を負うようになって、初めて精神的に子供から大人への第一歩を歩み始めると考えています。精神の思春期ぐらいの感覚です。

 そこから精神的に大人になることを目指すのならいろんなことを勉強し、正しく知り、いろんな価値観を理解し、世界を広げていきましょう。物事を正しく知れば人格も錬磨されていきます。それが本当の意味での人間的な成長ではないでしょうか?

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MASTERキートンの名言中の名言!

 これは『MASTERキートン』の勉強は何のためにするのかを話したワンシーンです。学ぶことを「人間の使命」と断言するキートンはカッコいい大人だと思います。彼は作中では教養人であらゆることへの理解が深く、寛大な人間の鑑といって差支えの無い人物です。

 『MASTERキートン』とは20代中盤に出会ったのですが、この本の言いたいことはこのワンシーンに集約されているといっても過言ではありません。僕はあの日からキートンのような大人に憧れていろいろ勉強してきたのかもしれません。

 

 大人になってもたくさんのことを学び、自身を知的にも人格的にも成長させていく喜びは何物にも代えがたいです。生きるって案外こういうことなのかもしれませんね。

 学び続けることが人間の使命というのは僕も強く同意します。

僕がどんな風に勉強したのか

 では具体的なアクションプランとして僕がどんな風に勉強してきたのかお話して終わりにしたいと思います。僕はこれまでゲーテサン=テグジュペリトルストイなどの古典。多くのビジネス書などを読んできました。推定100冊以上は軽く読んでいると思います。

 どうやって読書の時間を確保したのかというと、会社の休み時間を読書に充てました。10分休憩が定時までなら2回。残業ありなら3回あるので、これだけで毎日20~30分の読書をできるわけです。

 なんだたったそれだけ?と思われる方も多いかもですが、平日の1日平均25分を読書に充てれば年間(勤務日数250日と試算して)で6250分、およそ100時間超にも及びます。それを10年続ければ1000時間を軽く超えます。

 少なくとも読書の習慣は10年は続けています。もちろん毎休憩ごとに本を読んでいるわけではないですが、750~800時間ぐらいといわれると確実にクリアしている自信があります。

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キートンの恩師、ユーリー・スコット先生の名言中の名言!

 

 僕個人のお勧めは会社の休憩時間はTwitterスマートフォンゲームをするのを止めて何か読書に励むことです。数年続ければ周囲の勉強しない人たちに圧倒的な差がつけられます。個人的には歴史や偉人の著作を読むことを強くお勧めします。明確に獲得したい技能や知識があればそれに関する本もいいですね!

終わりに

 いかがだったでしょうか。今回はかなり難しいお題にチャレンジした自覚があります。大変でしたがいかがだったでしょうか?しっかり説明できたとは思っていませんが、勉強の大切さは熱く語れたとは思っています。

 以上です。これを見て過去の偉人や歴史、自分の生活や職業に直結する知識をもっと積極的に獲得しようと思う人が出てくれれば幸いです。