大佐の遊び場

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ヤフオクで欠品ありのボードゲームを買ってしまった話

 こんばんわ、大佐です。今回はヤフーオークションで欠品ありのボードゲームを購入したお話をさせていただこうかと思います。

 僕の落ち度も0ではないのですが、落札後の出品者の方の対応から反面教師的に学ばされるところが大きく、記事にしたいと思いました。

 

 具体的に言うとヤフオクでありがちな文句「ノー・クレーム&ノー・リターン」が通用しない可能性が高いお話になります。また、僕ならどのように出品していたかもお話したいと思います。

【目次】

お断り

 今回の事件は出品者に悪意があったわけでもないので、具体的な落札物、出品者名の公表は避けたいと思います。予めご了承ください。

落札後に欠品に気付きました

 僕が購入したゲームが届き、検品をしていました。そこで「初期配置などで全部使う、個数そろっていないとゲームにそこそこ差し支える部品の欠品」に気付きました。

 

 最初は僕の勘違いの可能性もあったので、まずは落札したモノの説明をじっくりみました。そこに書いてあったことは、ざっくり言えば「写真に写っているものが全て」「原状渡し」という曖昧な表現だけでした。

 写真も保内容物がごちゃごちゃに入った写真が載せてあるだけ(何がいくつあるかは判別不能な状態)で、検品しているのかすら不明でした。

検品しているの?していないの?

 そもそも検品しているのかという疑問が生じたのでまずは確認してみました。結論からいうと出品者に問い合わせたところ「検品はしていない」とのことでした。

 だったら分かりやすく「原状渡し」とかではなく、「検品しておりません」と書いて欲しかったです。これだけでも大分わかりやすくなると思います。

 曖昧な表現より具体的に表現したほうが僕は良いなと思いました。

返品を希望するも

 買って初めて分かる”大な欠陥”がある場合、「ノークレーム&ノーリターン」が通用しないケースもあります。

 事前に欠品が分かっていれば返品不能というのもわかりますが、買ってみて初めて分かるケースで返品を断るのは、納得いきません。しかも結構重大な欠品です。

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買って初めて分かる欠陥のわかりやすい例です。返品できないと困りますね。

 極論ですが、悪意ある出品者が欠陥を隠して売っているケースも考えられます。なので、あらゆるケースをノークレーム&ノーリターンで済ませることはできません。実際そういう法律もあります。

■参考URL(民法の瑕疵(かし)担保責任の話です)

https://www.jcw-u.or.jp/cgi-bin/db_g/list.cgi?act=popup&id=170

つまり今回のケースにおける「原状渡し」の意味

 要約すると今回のケースの「原状渡し」の意味は「検品していないものを売っている」+「そういうものだから返品はお断りしている」という販売形態だったのでしょう。だいたいそういう意味で用いられているみたいです。

 原状渡しというのが知らない人は知らない表現だと思いました。個人的にはこういう用語を使うのは避けたほうが良いと思いました。

僕だったら同じ出品物をこう出品していた

 ここまでは出品者さんのよろしくないと思う点ばかり挙げさせてもらいました。これだけで終わればただの愚痴と言われても仕方ありません。なので、僕だったらどのようにこの品を出品していたのかをお話したいと思います。

 僕は10年出品者をやってきて700人以上から評価されており、悪い評価は0の優良アカウントです。その僕がどのように出品するのか参考になればと思います。

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僕の10年間の取引実績です。悪い評価は現在のところありません。

原状渡しという表現は使わずに、具体的にどういう販売形態なのか書く

 検品をしていないことを明記するのはもちろんのこと、価格設定も明らかに相場より安めに設定しておきます。

 僕なら加えて説明欄に「検品していないので、相場より安く出品しています。欠品の可能性がありますが、返品には応じられません。ご理解の上入札ください」と必ず記載しておきます。これだけで落札時に欠品があったとしても印象はかなり変わるはずです。

具体的な取引条件を書くことは、お互いにとってメリットになる

1.誰にでもわかる明確な表現をすることで、具体的な反論材料になることです。

 しっかりわかりやすい表現で条件を書いておくと、説明欄にこう書いてあるので、そのような提案はお断りしておりますと、しっかり反論できます。

 

2.具体的なルールは、自分の利益だけでなく相手の利益も保護する。

 ルールが分かりやすければ自分も反論しやすく、また相手もしっかりと条件を頭に入れた上で取引できます。こちら側に違反があれば相手側も反論できます。

 そのため、僕は明確なルール作りはお互いにとって良い取引をするwin-winの取引に必要不可欠な要素だと考えています。

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しっかり条件を提示して、双方納得の上で取引することが大切だと考えます。

 終わりに

 以上が僕ならどう出品していたかを明示したお話でした。オークションの出品は長くやっているとトラブルも少なくないですね。しかし、安く良いものを手に入れられることもあるので、なかなか止められませんね(笑)。

 結局出品者さんとの取引は理詰めで返品に応じてもらうことも不可能ではないと思いましたが、値段が安かったことや話し合いのコストが高くつくと思って諦めました。

 

 今考えてみれば、自分も質問して「原状渡しの意味を教えてください」とか質問してお互いの誤解がないように努力できたなとか思います。 そこは次回以降に活かしたいと思います。

 

 こういうこともあるということを意識してオークションを買う側としても、売る側としても双方にとって良い取引を目指して活用していっていただければと思い、今回の記事を書きました。当記事が何かのお役に立てば幸いです。