コロナ感染者数を大々的に発表しない日がある
メディアがコロナの感染者数を大々的に発表しない日とする日がありますね。今日は軽めの話題として、メディアのそうする理由を軽く考えてみます。
感染者数のデータが衝撃的である場合のみ大々的に発表する
これはわりと鶏が先か卵が先かみたいなところがありますね。衝撃的なデータだから話題になって広がるともいえますし、衝撃的なデータだからこそメディアが注目を取れるネタとして大々的に発信するとも言えます。どちらかの判別が難しいです。
しかし、個人的にはメディアは衝撃的なデータの日の話だけ前面に押し出して公表している感じがありますね。よく言えば見せ方、データの選び方がうまいのです。
東京は13日ぶりに200人切った上、それが2日継続した!
特に一昨日は祝日であったのにかかわらず200人切ったとも言えます。いやあ凄い。東京都民は頑張ったといっていいでしょう。7月28日以来13日ぶりの快挙といえます。
3連休の残りの2日である8日は400人超、9日も300人を僅かに下回ったぐらいなので、8日の半分以下、9日のおよそ3分の2程度に抑えたと言えます。
この快挙についてはもっと大きく取沙汰されても良かったのでは?と思います。
大切なのはポジティブなデータは人の目を引かないということ
僕が一番言いたいのはこれです。別にメディアの欺瞞を暴くわけではないです。人はネガティブな情報や、自分の身の危険にかかわりそうな情報を過大視する本能があります。
これは身を守るための本能なので仕方のない側面もありますが、正しく情報を分析する時はとても邪魔になります。ポジティブなデータを見逃す可能性も高まります。
またメディアは自分の記事を見てもらおうと、この習性を巧みに利用してきます。注意が必要です!
大切なのはきちんと統計やデータを見よう
一番言いたいのは、自分の感覚による判断に頼ったりメディアを見ていると、ひどくバイアスのかかった情報が入ってくるということです。大切なのは政府公表のデータを見て、その日の外出のリスク許容度を決定すべきです。
データを分析すれば、世間一般で言われることやメディアの情報が過大評価であることに気付ける場合が多々あります。
今ではスマートフォン片手にすぐに必要なデータにアクセスできます。この情報社会でデータを活用しない手はありません。
今日のまとめ
ポジティブなデータは話題になりにくいので見逃しやすい
メディアは巧みにネガティブ情報の過大視する習性を利用してくる。
ネガティブ情報の過大評価、ポジティブ情報の過小評価を避けるにはデータを見る
コロナのリスク判断においてメディアは政府公表のデータに劣る