大佐の遊び場

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ボードゲームのレビュアー向けの5つのカテゴリ分類

 こんばんは、大佐です。今日はボードゲームの自分なりのカテゴリ分類をしたいと思います。どっちかというと、このカテゴリ分けはレビュアー向けのカテゴリ分類です。

 カテゴリ別の性質や強みなどを分析し、どういうレビューがユーザーに求められているのか分析してみました。綿密にはやっていません。お気軽にお読みください。

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5種類のカテゴリに分けました。画像はアイキャッチ用です(笑)。

【目次】

ざっくりと分けた5カテゴリ

 これはあくまでも僕なりの分類です。それは違うという意見もあろうかと思いますが、ざくっと分けてみただけのプロトタイプ感のある分類です。今後大いにブラッシュアップされて変更される可能性があります。

 

1.人気作 誰でも知っている知名度・人気が凄いゲーム

2.流行作 今が旬なもの、旬を過ぎると忘れられそうなの

3.古典的名作 取り上げるのも今更なぐらいの名作

4.隠れた名作 時代の波に埋もれてしまった作品。知名度に難があるが面白い

5.怪作 ネーミングやテーマのインパクトが凄い作品。本質を伴わないことも。

 

 こんなところです。それぞれの需要や性質、強みなどをかるく分析します。あまり詳細にはやらずざっくりいきます。それではいきましょう。

人気作

 人気作はとにかく人気の作品です。僕がよく「レジェンド級ゲーム」という触れ込みでレビュー書く作品はだいたいここに当てはまります。特徴をざっくり挙げます。

 

・そこそこの経験者ならほぼ誰でも知っている、知名度においては屈指の強さを誇る

・レビューの本質はさておいてもある程度レビューを見てもらえる

ゲームの人気に後押しされてPVは稼ぎやすい

レビューの数は飽和気味。レビューの本質が伴わないと、長期では伸びにくい

・とはいえ短期の伸びしろも高い。ロングランのレビューを狙えなくても問題ない

 

■具体的なゲーム名

カルカソンヌ

ドミニオン

アグリコラ

・ウイングスパン

テラフォーミングマーズ

 

 この辺が人気作になると思います。後者2つはやや現代よりですが、知名度においては十分かと思います。

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どれも持っていないのでボドゲーマさんから画像借りました(白目)

流行作

 流行作は今が旬のゲームです。旬を過ぎたら忘れられそうなゲームがここに当てはまります。

 もちろん生き残って人気作になることも全然あり得ます。ここに分類されたゲームすべてが時と共に忘れられていくというわけではありません。考えられる特徴は以下の通りです。

 

今が旬、時と共に生き残れるのか現在段階では疑問があるゲーム

・TVで取り上げられた、Twitterで今凄く話題になっている等の作品

・伸びしろがあってまだ天井が見えていない作品。人気作にランクアップすることも。

レビューの需要としては現段階では早い者勝ちな印象。

・レビューがロングランになるかはゲームが人気作になるか次第なところも。

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食べ物で例えるならタピオカミルクティーみたいな存在。

 なお、流行作は具体な作品名を挙げるのはやめておきます。レビューを書く人になら自分で考えて分類していただければおおよそ問題ないかと思います。

 もちろん、僕の中ではこれなんじゃないかなというのはあります。それは実際にお会いした時などに聞かれればお答えます。

古典的名作

 これはもうわかりやすく言えば、ファミリーゲームの定番みたいな作品です。

 間違いなく良い作品なんです。しかし、人気作というのには知名度の面で少し及ばないものです。特徴はこんな感じです。

 

実際に遊ばないと良さが伝わらないことがしばしば。

前情報だけでは売れにくいタイプのゲーム

・PVの伸びでいえば、そこそこ。ロングランには比較的なりやすい

レビューは飽和気味。話題性の力を借りられないためPVを稼ぐのに工夫が要る。

・人気作との区別は人によりかなり分かれる分野

クニツィアに多い(笑)

 

■具体的な作品名

・マンマミーア

・チグリス&ユーフラテス

・王と枢機卿

ケルト

 

 このあたりでしょうか。これらの作品は新規ユーザーにリーチするのが難しいが、古参の人には十分評価されているだろうという作品です。僕が一番力を入れている分野と言えます。

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筆者所有の『王と枢機卿』。999ゲームズ版

隠れた名作

 これはもう説明不要ですね。時代の波に埋もれてしまった等の理由で、知名度の点で古典的名作よりも劣るものです。しかし、ゲームとしてとても面白いものを指します。特徴としてはこんな感じです。

 

・十分な注目を受けず、時代の波に埋もれていった作品

・ゲームとしての本質は人気作・古典的名作に引けと取らない

・レビューの需要は知名度のわりにあります。下手な古典的名作より需要あるかも

紹介するだけで有益性が高い内容になる。情報供給不足のブルーオーシャン

 

■具体的な作品名

 筆者投稿のレビューでもなかなかヒットになったものが多いです。

 

・大勝負

・生きてる!

・魚河岸物語

・十二星座ゲーム

バベルの塔クニツィア

 

 個人的に等ブログとアカウントが一番エッジを効かせて投稿できる内容だと思います。第二に得意な分野です。

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筆者所有の『魚河岸物語』、『生きてる!』の写真。知名度は高くないが良いゲームたち

怪作

 これはもういわゆるテーマありき、ネーミングのインパクトで人目を引くことを目的とした作品です。本質は二の次、話題性が命なことが多いです。特徴としてはこちら。

 

・その年話題になった事件や事象をテーマにしたものなどが多い

・とにかくテーマ&ネーミングが命、ゲームバランスに難があることも少なくない

・特に古典的名作が好きな人にとっては地雷扱いされやすい部門

・もちろん他のカテゴリに昇格することもある

PVはもう早い者勝ち。遅いとそれだけで不利になる分野

・早い投稿なら中身の有無はあまり問われない。ロングランが狙えない人にお勧め

 

■具体的な作品名

 これも挙げると賛否が分かれそうですが、あえて1作品のみを挙げたいと思います。

 

・現場は安全っていったじゃないですか!仕事猫&電話猫カードゲーム

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悪い炎上の仕方としていると個人的に思う作品。こういうのが含まれることがあります。

 この作品のレビューみましたけど、わりと散々ですね。こういう作品が存在しうる分野です。PVもわりと早い者勝ちな印象があります。早くかつ有益性もそこそこであればPV取れます。

 有益性の高いロングランのレビューの狙えない人にお勧めです。悪い炎上をするタイプの作品を取り上げる場合、慎重に言葉を選ぶ必要もあるので注意が必要です。

PVの伸び代の分析

ざっくり表します。完全に僕の主観です。

 

■短期目線

流行作怪作>人気作>隠れた名作>古典的名作

■中長期目線

人気作>隠れた名作≧古典的名作>流行作>>>怪作

人気作&古典的名作はロングランのレビューが書ける人向けです

有益性の高さで勝負できる人は、人気作・古典的名作を攻めよう

 人気作が安定してPV取れます。ただし埋もれやすいので、ある程度の本質が伴う人のみロングランになる記事が書ける人は、人気作・古典的名作を攻めることをお勧めします。

 ただし、これは先人たちのレビューに並ぶだけの価値あるものを提供する必要があります。レッドオーシャンです。

 隠れた名作はただ情報提供するだけで価値があるが見つけるのが大変

 隠れた名作はただ情報提供するだけでもう有益という、ブルーオーシャンです。ただ埋もれているゲームの山から、それを探すだけで大変なので情報収集の段階の労力は多大です。

 有益性で勝負したくない人にお勧めなのは流行作・怪作

 そうでないけどPVを稼ぎたい人は、流行作&怪作を攻めましょう。インパクトと話題性の力を借りてビューを稼げます。

 

 旬なものを攻めないといけないのでアンテナを高くして情報収集し、怪しい・話題の作品に好んで飛びつく必要があります。誰かの代わりに犠牲になるがごとき、有益性です。勇気のいる部門といえます。

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怪作を攻め続ける人には、最初にキノコを食べた人のような尊敬の念を持ってます。

 反射神経と体力、そして財力の必要な分野と言えます。ただ早く書くだけで、有益性は担保されます。やるなら鮮度が命です。

今日のまとめ

ざっくりゲームをレビュアー目線で5カテゴリに分けました

他人と勝負したくない人は隠れた名作、怪作、流行作を攻めるべし

ただし、隠れた名作は探すのが大変

怪作、流行作はレビューの鮮度が命、スピード勝負

当ブログ・アカウントの主戦場は、古典的名作と隠れた名作、第三が人気作

 

 こんなところです。自分に合った作品を攻め続けるとよりビューを稼げるでしょう。お役に立てば幸いです。