大佐の遊び場

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100万の含み損、その後の話。

 こんばんは、大佐です。今日は以前コロナ騒動で株価が暴落した時に「100万の含み損を抱えた日」という記事を書きました。あの時は最大で150万ぐらいまで含み損が拡大しました。

macbeth-taisa.hatenadiary.org

 しかし5月ごろを境に回復を始め。もうすっかり株価の大部分を取り戻しました。今日はコロナ含み損をとりあえず一時的とはいえ、損益分岐点(損も得もないところ)まで回復したというお話をしたいと思います。

 【目次】

コロナ含み損の凄さ

 まず最初にコロナの時の評価損の膨らみ方とか、暴落の凄さを分かりやすく説明したいと思います。NYダウという指数がありまして、その指数にして1~2年かけて上昇した金額がわずか一か月で蒸発するという超絶スピード違反相場でした。

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1~2年分を価格上昇を1か月で蒸発させる暴落。鬼です!

寝て起きると30万の評価損の日も

 こんな相場で自分も無事なわけがありません。朝起きて株価をリロードしたら30万消えることもありました。金額の動き1つ把握するのに、何が起こっているのか理解するのに時間がかかるほどです。

 かつて暴落は何度も体験してきましたが、ここまでひどいものは初めてです。2018年のブラッククリスマスやVIX(※1)ショックなんか比ではありません。ムチャクチャです。当時の含み損のスクリーンショットを貼っておきます。

 

※1:恐怖指数のこと。これが上がると暴落が起きやすいという指数です。

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損出ししていたので、実際はこの倍ぐらいやられていました。

諦めたらそこで試合終了

 しかし僕は諦めませんでした。日経平均が16000円台に暴落したところで、一部を損切りし暴落したものを買い漁りました。以前から辞めようかと思っていた、『マジック・ザ・ギャザリング』を引退・換金し50万円ぐらい追加投資しました。

 

 もうね。何もかんもバーゲン価格でした。今は2800円ぐらいで取引されている、本やニコニコ動画でおなじみのカドカワ」が1000円程度で売られていたのを買ったのを今でも覚えています(2000円ぐらいで利益確定しましたが)。

 

 他、イオンモールすかいらーくコメダ日本航空など優待で人気の株をどんどこ買って行きました。こんなチャンスめったにありません。暴落を買いで迎える、徹底抗戦で挑みます。

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結局投資は自己責任。暴落の時に頼りになるのは自分だけです。

とんでもないラッキーパンチ

 しかし5月あたりから大きく流れが変わります。凄まじい株高の流れがやってきました。この時に買うのを止めてしまったのは今でも後悔しています。

 

 一番すごかったラッキーは大戸屋ホールディングス」を2100円ぐらいで買いました。その後外食企業の大手のコロワイド」が「大戸屋の株を3081円で買うよ!」と発表しました。いわゆるTOB(※2)です。

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TOB発表前日に買ったとかありえないラッキーでした。奇跡!

 翌日のコロワイドTOBの話です。マジです。

www.bloomberg.co.jp

 

 これが一晩の出来事です。大戸屋の株は3081円で売れる可能性が高いのだから高騰しました。連続ストップ高で3100円ぐらいのところで売りぬきました。税金もあるので儲けは実際は8万ぐらいです。正直、あり得ないぐらいラッキーパンチでした。

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実質一晩で8万近く儲かりました(とはいえまだ含み損40万ぐらいあったけど)

※2:株式公開買い付けのこと、ライブドアが日本放送やった事件は有名ですね。

そして復活へ

 8月の末。先週末にコロナ含み損を完全に取り戻した状態まで戻せました。しかし利益確定しているわけではなく、長期投資なのでまた地獄に逆戻りする可能性はあります。でもここまで帰ってくることができました。素晴らしいです!

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なんとか損益分岐点。このまま逃げ切りたい~!

考えられる勝因

 ぶっちゃけて言えば、「諦めなかったこと」、「辞めなかったこと」、「自分を信じたこと」。この3点に尽きると思います。

 あと「信用取引」をしないことですね。信用取引」はざっくりいえば、自分の資金の3倍まで株をやり取りできるのですが、いろいろ制約も多いのでお勧めしません。

 

 「諦めなかった」からこそ暴落の安い買い物でき

 「辞めなかった」からこそ、現在の株価上昇の恩恵を受けられました。

 「自分を信じた」からこそ、暴落時に逆に買いで攻めることができました。

 

 つまるところこれだけの話だと思います。簡単そうに話しますが、実際やるのは超難しいのでお勧めしません。技術よりも意志力・継続力の問題が大きいです。

長期的に勝つ手を打とう

 株式もギャンブル(ポーカーや麻雀などの)もですが、正しく勝因の高いプレイングを続けることが、長期的な勝利を導くのだと思っています。

 

 たとえ「短期で負け続けても優位性があると思うベットを続ける」こと。これだけが長期の成績を残す秘訣だと思います。おそらくこの考え方は仕事や、ボードゲームあらゆる物事への応用が可能でしょう。黄金の法則だと思っています。

たくさんの優待品

 そして暴落を耐え凌げたのはたくさんの優待品のおかげもあります。株主優待品は長期保有を続けるモチベーションにもなりますし、株価を下支えする要因にもなります。

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株主優待はいいぞ!

 これらの優待品も自分が暴落で株式投資を辞めない理由になったとも考えています。個別株をやりたい人は是非、優待銘柄からスタートすることをお勧めします。

そしてこれから

 今後も株式投資は続けていくつもりです。できれば今年はプラスで終えられればうれしいのですが、予想はマイナス30万ぐらいだとは思っています。のんびりコツコツやっていこうと思います。

今日のまとめ

・コロナ暴落は1~2年の上昇分を1か月で蒸発させた

・含み損は一時150万まで増大した。1日30万含み損が加速する日もあった

・暴落に負けず、諦めずに安い株を探して買い漁った

・一番は自分を信じたこと

・とりあえず損益分岐点まで回復!