プレイレポート『テーベの東』
こんばんは、大佐です。今日はお気軽な内容として名作『テーベの東』を遊んだレポートを書いてみようと思います。このゲームの魅力が伝わればと思います。それでは参りましょう。
【目次】
テーベの東は我が家の門番ゲーム
僕はある程度所有するゲームを絞っています。ある程度以上の面白さが無ければ買わない主義です。
『テーベの東』、『イスファハン』あたりは我が家の門番クラスのゲームと思っています。この2作より面白いことが僕の所有するか基準になっています(笑)。
これは『テーベの東』を過小評価しているわけではなく、我が家の所有基準がそれだけ高いということです。僕はそれぐらいのクオリティを求めています。
このゲームの良いところ、悪いところ
正直、かかる時間に対し運要素が強すぎるとは思います。しかし、時間をリソースに行動を決めていくシステムと、消費した時間の少ない人が手番を行えるシステム。時間消費のシステムはなかなか他に類を見ません。
この時間消費システムこそが『テーベの東』の最大の魅力です。時間をどう有効に使うかで、考古学者としての成否が決まる。リアルな話ですね。やや強引だけど、人生にも通じるというか、そういうところを感じます。
さっそくプレイ開始
基本的に今回は各文明の知識のトップが欲しいので、一般教養(知識ワイルド)はあまりとらない戦術、発掘は1年目から積極的にを心がけました。
反面、弟は一年目は発掘は最小限で、力を貯めたり講演会をピックするなどをしていました。この戦略の差がどう差がつくのか見ものです。
やたら一般教養だけが発掘されていきます。発掘には平均4~5週間かけているので、普通に一般教養を取得するのとトントンぐらいでしょうか(3週間+移動時間なので)。良いような悪いようなです。
2年目
発掘プレイとしては1年目からアーティファクト(※1)を発掘できないのは弱いです。反面講演会や助手などで確実に力を貯めている弟に、少し負けている感じがあります。
しかし、戦略を変えずにひたすら発掘プレイに時間を費やします。ある程度知識を獲得したらすぐに発掘へを繰り返します。今年は弟も遺跡に乗り出してきます。
※1:発掘品・工芸品(このゲームでは得点になる宝物を指して使います)
以下発掘ラッシュになった2年目の発掘ハイライトです。
3年目
いよいよ終盤戦です。3年目になると遺跡のアーティファクトも残りが少なくなります。知識を伸ばして各色の知識で最大を目指したり(各色最大だと5点)、講演会や展示会のピックも増えてきます。
今回プレイして思った事は3年目の発掘はあまりうま味がないかもと思った事です。それは後でお話します。肝心の勝敗はどうなったのか見ていきましょう。
敗因を考えよう
今回はなぜ僕が負けたのか考えていこうと思います。ここを詰めることで、このゲームの全容や攻略法が見えてくる分が大きいと思います。
発掘の得点効率
発掘物1つあたりの期待値は1.1点(一般教養と知識は0カウント)と、発掘はさほど強くないということわかりました。
5個掘って10点とか見ていると、非常に強く感じますね。しかし、実際の期待値はすべての遺跡で1個当たりが1.1点。得点アイテム1つの期待値が2.6点です。
これが発掘物が減っていく後半になると、だいぶ下がります。ただし、発掘個数や時間効率が上がる形でバランスがとられます。今の期待値を正確に計算して、発掘を行うとよりミスが少ないプレイができるでしょう。
またアーティファクト1個あたりの得点の基準値(2.6点)を元に自分が下振れしたか上振れしたかを検証すると、より敗因が見えてきやすいです。
講演会の得点効率
発掘にも移動が伴うことが多々あるので、移動時間を除外して考えればその強さは明確になってきます。展示会は3枚目あたりからかなり強いと思います。
それを4枚も5枚も取られていたら厳しいですね。山札は3分の1ほど残っていたのに、あと1枚を残して講演会が出回ったのも、弟に流れが味方しました。
この講演会は非常に時間に対しての得点効率がかなり良いので、もっと取り合うべきでした。5枚目の講演会は2週間+移動の時間で5点は、かなり強いです。今回は講演会の強さに気付いていなかったのは明確な敗因です。
特定色の知識はあまり強くない
一般教養は取得に3週間。全ての知識1個分として仕事するので、5知識相当の働きをします。対して特定色の知識は4週間で3知識相当なので、一般教養1個に対し1週間と2知識負けています。
ボーナス得点に引っ張られ過ぎてこだわり過ぎましたね。もう少し一般教養を積極的に狙いにいって良かったと思います。知識ボーナスは意識しすぎるのではなく、自然に狙える範囲で狙いに行くべきでした。
敗因の結論
1.講演会の数の差(ピックさせすぎた、妨害すべきだった)
2.発掘は力を貯めてからやるべきだった(時間効率が落ちる)
3.特定色の知識はあまり強くない(知識ボーナスに引っ張られすぎた)
もっと攻略や考察の記事は増えてもいいと思う
クソ真面目な記事になってすいません。でもこういうボードゲームの攻略面や考察の記事って世の中に少ないと思います。もう少し増えてくれても良いように思います。
なので、プレイレポートみたいな形の導入から、実はまじめな考察記事という形を取らせてもらいました。反響が良ければまたチャレンジするかもです。
このゲームは少ない人数で遊びましょう
あと1つだけ強く主張したいことがあります。本作はアーティファクトの個数、カード枚数の人数ごとの調整は全くありません。2人で発掘しすぎてもデッキが3分の1残るぐらいには掘れます。また3人だと2週するぐらいにはカード出回ります。
なので2~3人でも十分楽しくデザインされていますし、4人だとカードの取り合い、アーティファクトの取り合いがやや過剰になると思います。
ゲーム会などで遊ばれる方は最大人数で遊びがちだと思いますが、一番は2~3人で遊ぶことです。これは間違いないと思っています。
今日のまとめ
・テーベの東のプレイレポート兼、考察記事でした。
・発掘の楽しさが伝わるよう発掘のハイライトを乗せました。発掘は好きです。
・一般教養はかなり強い。次回まで覚えておきたいです。
・敗因の大真面目な考察。敗北から学ぶことは多いです。
・このゲームは少人数で遊ぼうという話をしました。
以上です。読んで下さりありがとうございました。