自宅で2人ゲーム会(2020年10月29日分)
こんばんは、大佐です。今日は自宅で弟と2人でゲームをしましたので、その感想等をお話したいと思います。プレイレポートです。
遊んだタイトルは写真の3枚です。僕のブログにしてはそこそこ話題の作品が多いです。それではよろしくお願いします。
【目次】
ジャイプル
ポーコンの傑作『ジャイプル』です。場のカードを順番に取り合っていくカードドラフトゲームです。やっていることはカードドラフトと、セットコレクション(同種集め)と得点変換のタイミングの競争の3本柱です。
この3本柱がまるで商売のセンスの良さを競っている感じを良く出しています。単に手軽で面白いだけでなく、抽象的にでも商売のセンスを競い合うゲームに感じられることが本作のヒットの要因なのかもしれませんね。
プレイレポート
1本目は高級品3種類が枯渇して、ほとんど高級品しか売っていないので圧勝でした。高級品は得点変換に制限がありますが、非常に単価が高くて強いです。このゲームを分かりやすくしている要素の1つだと思います。割と高級品ゲーです。
2本目も良いところだけかすめ取れて80点で勝利。最後の銀チップ2枚しかないのに、銀3枚売却はやらなくてよかったっすね。ボーナスタイルが取れても期待値は2点なので、他のカードを取った方がマシだったかもしれません。
感想
基本は僅差になるようにデザインされていますし、よく遊ぶ2人がいれば一度はプレイしてみるべきです。ただゲーム性は見た目とは裏腹に渋いです。
初心者の頃は「とりあえず高級品を取る」、「相手の手札がいっぱいの時にラクダを取る」の2つを意識すればだいぶゲームの戦略性が見えてきやすい勝負と思います。
世界の七不思議:デュエル(拡張『パンテオン』入り)
こちらもカードの取り合いが中心のカードドラフトゲームの『世界の七不思議:デュエル』のパンテオン入りです。基本セットについては割愛しますが、拡張セットは主に裏向きのカードを表にするメリットが用意されました。
また神性カードの発動というアクションが追加されました。これは盤面そのままで極力なアクションを行って手番を回せるアクションです。
この2点により裏向きのカードを表にする動機付けがされ、また手番数的にどうしてもカードを表にさせられ続けることが減りました。表向けハメがやり難くなりました。これによりゲームバランスは改善された拡張セットです。
プレイレポート
前回が緑のカードをお互いに存在しないかのようなプレイでした。それでいいのか?と思うぐらい潔いプレイでした。前回は本当に2人とも一枚も緑のカードを取りませんでした。
今回は緑のカードの強さを検証したいので、意図的に緑のカードを押さえるプレイをしてみました。時代3を迎えることには4種類そろえて、途中で5種類までは揃えました。
終盤一度は軍事で押し切られそうになるも、そこを凌ぐと一転こちらが緑の6シンボル目で押し切り勝ちがちらつきます。一転弟は盤面に2枚ある緑の6シンボル目を凌がなければならなくなりました。
しかし、うっかりミスが上手に凌がれてしまう
しかし、1枚目は2枚目があるからいいやと安易に流したのが良くなかったのでしょう。追加ターンでうまく回避されました。うっかりしていました。
うっかりミスだとしたら、盤面情報が多すぎてよく見れていなかっただけな感もあります。盤面情報は非常に多く、良い一手を打つための情報も多いし、相手の手が問題ないのかチェックするのも大変です。プレイ中は高い集中力を求められます。
結果
結果は1点差で負けでした。アフロディーテ(9勝利点)を取られたのが厳しかったです。これが完全に勝敗を分けましたね。
緑のディスクはどれも強かったです。緑のディスクの強さはパッと見わかり難く、実際に運用してみないことには強さがわかり難いです。7勝利点のディスクがあるので、他もそれ相当に強いのは分かりますが、やっぱり実際に使わないとわからないです。
感想
盤面情報がとても多く、盤面情報の見落としミスをしやすいゲームです。特に相手の建設物を建設する時に自己申告を信じるか、チェックをしっかりするか凄い迷います。チェックをするとゲームのテンポを損ないます。
テンポよくプレイするにはジャッジ(審判)か、デジタル上でプレイするのかどちらかが必須かなと思います。個人的にはデジタルでプレイしたいゲームだと思います。
また基本セットに比べてゲームバランスが良くなった代償として、「良いプレイをしているのか最終結果を見て答え合わせ的にしかわからない」という問題に直面するようになったと思います。
今回も「ギリギリ勝てているかな~?」ぐらいに思っていましたが、蓋を開けてみれば1点差で負けです。情報の多さが現在状況の判断を難しくしているだけでなく、選択肢が良いものかもわからなくしている気がします。
結論
個人的には確認事項と盤面情報が多すぎるのが苦手です。今やるべきことに集中できて、良い選択を重ねている実感のあるゲームが好みです。
フィンカ
全部で12マスある風車のトラックをぐるぐる時計回りしながら、フルーツを集めて各地にお届けするゲーム。これだけ聞くと楽しそうですが、結構シビアなゲームです。
プレイレポート
風車のトラックの時計で言う3時と9時のところを通過すると貰えるロバで、フルーツを配達して点数に変換していくのですが、今回は2人のロバの状況は対極的でした。
僕は終始ロバに不足していて、獲得したロバはすぐ使っていました。反面弟はロバ余り気味で終始1~2対のロバが居る状況でした。この差はなんなのか(笑)。
このゲームはフルーツタイルのめくれしか運要素はありません。ですが相手の移動を完全予測するのは難しいですし、4つある特殊アクションの使用タイミングなども予測は難しいです。遊んでみて思ったのは、思ったより運要素あるなと思いました。
途中キレイに1~6のフルーツタイルのセットを2つ作れました。ほとんど無駄がないので神業です!ウソです。単にめくれが噛み合っただけです(笑)。
結果は67点で勝ちました。セットボーナスの1枚差が大きかったように思います。
感想
個人的に思うことは単純化してフルーツ1個当たり1点と考えたとして、特殊タイルは未使用なら2点です。
単純化しすぎだと思いますが、フルーツ2個分取れる・届けられると思えば特殊タイルは使って良いのでは?と思いました。特に「10個配達ロバはほぼ使わない理由がないような?」レベルです。
人数ごとのプレイ感の差は『アズール』に近いかも?
あとはベストと呼ばれる2人プレイをしました。この人数が一番ゲームを制御できます。人数対プレイ感の差は『アズール』に近いです。マイルドに遊びたい人は3人をお勧めします。ただ、4人は『アズール』ほど推奨できる人数ではありません。
ちなみに2人でも思っているより運は強いです。使用タイミングが読みにくい特殊タイルに、フルーツタイルのめくれ運は小さくないです。フルーツタイルのめくれで相手の移動も変わることがあるので、運は思いのほか強いです。
『アズール』が見た目がきれいなタイルをやり取りするのに対し、こちらは色とりどりのフルーツをやり取るするイメージで良いのではないでしょうか?
『アズール』が好きなら一度はプレイする価値があると思います。お勧めは3人です。ただしガチアズールが好きな2人は2人一択です。
終わりに
今日遊んだのはわりと最近に再販されたり、そこそこ話題性のあるゲームばかりでした。僕のゲーム会記事の中ではかなりモダン(現代寄り)なゲームが揃ったと思います。
次回のゲーム会は運が良ければ今週末に参加できると思っています。こちらの方は明日までに正式決定して予告記事を出したいところです。お楽しみに!
今日のまとめ
・『ジャイプル』は傑作だが渋い。よく噛んで味わおう(笑)。
・『世界の七不思議:デュエル』の拡張はおおよそゲームバランス調整拡張です。
・この拡張セットは良い手がわかりにくく、ゲーム終了時に答え合わせする感じです。
・『フィンカ』はガチだが思ったより運要素あるなと思いました。
・『フィンカ』は『アズール』と思っているよりプレイ感などは近いと思います。
以上です。読んで下さり、ありがとうございました。