再販されるあのゲームをプレイ
こんばんは、大佐です。今日は先日再販が決定したデロンジェの『フィヨルド』を遊んでいきます。少しずつ開拓されていく島の所有権を争うゲームで、マップが出来上がっていく様が非常に楽しい作品です。それでは参りましょう。
【目次】
ゲームの概要
簡単に言うと未開の島を開拓するゲームです。地図を作りながら、拠点を置く「発見フェイズ」と、後半の拠点を軸に土地を確保しあう「土地の獲得フェイズ」に分かれます。まるで異なるゲームを2つ遊ぶように前後半でゲーム性が違うのが特色です。
発見フェイズ
「発見フェイズ」では六角のタイルを2辺がくっつくように置きます。この2辺接地ルールはかなり配置制限が強いです。相手が得する配置をさせられることもしばしばあります。
この時に「この辺は土地タイルがいっぱい置かれそうだ!」と思うところに、ラウンド中4回だけ家を置けます。この4回の権利は非常に重要です。慎重に選ぶ必要があります。
土地の獲得フェイズ
次に土地タイルが全て表向きにされたら「土地の獲得フェイズ」に移ります。ここでは「発見フェイズ」で置いた家を拠点に、平地で繋がっているところに自分の色のディスクを置いて土地を確保していきます。相手より多くの土地タイルの確保を目指します。
このフェイズは『囲碁』のような感覚です。確定領域でないところから取り合うのがコツです。相手を自分のエリアに侵入させないことも重要です。
はっきり言ってしまえば、前半のフェイズの家の配置で8割ぐらい勝敗は決しています。それを証明するフェイズという意味合いが強いです。
プレイレポート
今回は白色が担当です。黒が弟です。いきなり盤面の上下が海になり、小さな島になってしまいました。このため配置の制限が凄いことになり、引いたタイルの大半が置けないという状況に(写真上部の7枚がそうです)。
途中からだいぶ置きやすい配置になり、配置できなかったタイルたちもどんどん出番が来ます。一旦めくったが置けなかったタイルも、後から任意でそれを配置できるルールはわりと好みです。良いルールだと思います。
今回家を4件配置するのがお互いに早かったです。おかげで左側に大きな自分の確定エリアを持てました。配置数をうまくコントロールして、後半の先手を取ります。
先手を取ってここをブロックしたのが強烈に聞いて5点差の大勝でした。このゲームは3本勝負なので続いて第2ゲームをやります。
第2ゲーム
今度は弟が先手です。前回と打って変わってタイルの配置制限は緩かったです。そしてなんかやたら縦長になっていきます。本当に同じタイルセットでゲームしているのでしょうか?『フィヨルド』は目でプレイヤーを楽しませてくれますね。
今回は海岸タイルを全く受けられない家の置き方をしたのが致命的でした。海岸タイルばかり引いて弟にトスするばかりの流れでした。こういう形で引き運や噛み合いもあるゲームです。今回はどうしようもなかったです。
結果は残りディスク数が6対4で2点差負け。噛み合いが酷くどうしようもなかったのですが、思ったより善戦できていました。これで勝負は第3ゲームへ。
第3ゲーム
今度も縦長ですがやたら細長いです。なんでこんなに島の形が変わるんでしょうね?これが計算されたデザインなら、デロンジェは間違いなく天才です。
途中写真左下の細長いエリアを自分のモノにしたかったのですが、運よく弟は噛み合うタイルをひいてしまい割り込まれてしまいます。
お互い見た目は同じぐらいの確定エリアを持ちながら、取り合いの激しいマップになりました。勝負はディスクを置いてみるまでわからないぐらいの接戦です。
途中お互いに家を置き切って、相手にトスするぐらいならとタイルを捨てるエリアが誕生。誰のものにもならない土地が伸びていきます(笑)(写真右側です)。
かなりの接戦でした。結果は2個差で勝利しました!危なかった!弟の家が一軒全く仕事をしなかったおかげで勝てましたね。偶然でした。
3回やって3回とも特徴的な島に
今回、一番の感想として思うのが3ゲームプレイしたのですが、3ゲームとも島の形がまったく違うものになりました。ゲーム性も結構違っていました。
1ゲーム目は死にタイルが出やすい配置が難しい地形
2ゲーム目は海岸タイルが有効活用できずトスするばかりの流れ
3ゲーム目は誰のものにもしたくないタイルが溜まるゴミ捨て場が誕生
どのゲームも全然ゲームの流れが違いました。これもし計算されて設計されていたとしたら凄いですよね。3ゲーム遊びましたが良い意味で違うゲームを遊んでいた気すら覚えました。
感想
家の配置ゲーですが、タイルの制限が大きく相手にトスする流れもしばじばあります。運も結構大きいです。
自信満々に良いところに家を置いた!と思ったら、そこから連なるタイルを全く引かないことも。他には後から家を被せられて死んだりとかなりままならないゲーム性です。
見た目で楽しめるゲーム
何より地図作りみたいな前半がうねうねと、島の偶然の変化を目で楽しめるゲームといっていいでしょう。少なくとも見ている第三者も楽しめるゲームだと僕は思いました。
終わりに
高額プレミアゲームなのも納得です。地味で渋いけど、島の変化がプレイしていて楽しいです。よく遊ぶ人が居るのならば、1度はプレイしてみて良いタイトルだと思います。再販されたら是非、多くの人に手に取ってもらいたいタイトルです。
今日のまとめ
・再販記念にデロンジェの『フィヨルド』を遊びました。
・ざっくりゲームの流れの解説をしました。
・3ゲームともゲーム性に影響があるレベルで島の形が特徴的でした。
・家をいつ置くかだけは常に悩ましいですね。面白いです。
・再販されたら是非多くの人に手に取ってもらいたいタイトルです。
以上です。読んで下さり、ありがとうございました。