大佐の遊び場

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10月31日キンケッドテイル会 2/2

 こんにちは、大佐です。今日は昨日書いた「天王寺キンケッドテイル会」の続きです。今回は『ルールの達人』、『トランスアメリカ』、にクニツィアの新作『チョコっと密輸』とトランプのゲームの『セブンスペード』を遊びました。今回はその話をしたいと思います。では参りましょう。

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 【目次】

 

 前回の記事をまだ読んでいないという方はこちらからどうぞ。この会の続きになります。

macbeth-taisa.hatenadiary.org

 参加メンバーはやおきんさん夫妻、しゅうさん、Mさん、僕の5人です。以下のプレイレポートは全て5人で遊んだものです。

ルールの達人

 5人といえばこれと言われるぐらいの傑作『ルールの達人』です。僕は数回プレイしたことがあるのですが、ビギナーの頃に遊んで何をして良かったのかわからないまま、長い年月が経っていました。

 ゲーマーとしてレベルアップした今の自分の価値観でどのように映るのか楽しみなゲームでした。

プレイレポート

 数字カードとルールカードのペアでルール達成を目指すゲームです。まず遊んでみて思ったのかは、どちらかを先出しないといけません。どちらを先に出すのか非常に悩ましいところです。

 基本は数字先出しのルール後出しが簡単なのですが、ルールカードは他人との被りが基本的に許されません。つまり良いルールカードは早い者勝ちなのです。

 ルールカードの後出しを選ぶと、目的のルールを他人に出されてしまい計算が狂うこともしばしばあるので、どっちから出すのか非常に悩ましいです。

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Mさんの驚異の「サポート・ライト」4枚達成。ほぼコンビプレイでした(笑)。

 結果としては5枚達成の同じの3枚達成ボーナスの8点で2位でした。一位のM島さんが10点超えのスコアでしたが、驚異の「サポート・ライト」4枚達成でした。

 ちなみにMさんの右となりが僕です。完全にコンビ打ちでしたね。僕が上手かったわけでなく、Mさんあってこその僕でした(笑)。

「全員幸せか全員不幸か」のどちらかが多いゲーム性

 このゲームをやっていると、わりと全員未達成か全員達成かのどちらかに傾きやすいなと思いました。協調しないと難しいルールがあるので、それらは全員が合わせて達成となりやすいです。

 「オンリー・ワン」のような個人で達成可能な目的も、自分が達成できないとなると「じゃあ、潰しておくか」的に阻止されやすいです。なので点差が思っているより開きにくいです。ある意味でバランスがとられていると言えます。

トランスアメリカ&ジャパン(日本マップ)

 次に遊んだのは『トランスアメリカ&ジャパン』です。グループSNEから再販されたエディションです。この版はイラストへのこだわりがなければ、同梱されている内容の良さからベストエディションだと思います。

 旧版の方が強いこだわりが無ければ、このエディションを買うべきです。僕がもう一度『トランスアメリカ』を買うことがあれば、この版を買います。

プレイレポート

 今回は日本マップをプレイしました。オリジナルのアメリカマップは遊んだことあるので、日本マップを遊んでみたい思いもありました。

 このゲームはルールは非常に簡単なのですが、戦略的に遊ぶのは難しいです。いかに他人とうまく協調して出し抜くかがゲームの鍵です。

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縦横無尽に伸びていく路線が楽しいゲームです。

 1回名古屋と静岡という赤と黄色のエリアが激近の配置を引いたのは犯罪でしたね。ほとんどのラウンドで上がりと1本不足の範囲で終えられたので、1位でした。

 

 僕はこのゲーム得意なのかもしれません。他の参加者の方は終始完成せず苦労されてました。コツとしては早い段階で皆と合流しておくことが大切だと思います。

 孤立して路線を引くと大勢側の人達は自分たちの目的地を達成してからでないと、合流してくれません。孤立プレイヤーが合流したころには、協調していた人達は合流後に数本引いたら達成なんて状況が全然あるので、ずっと孤立しているとまずいです。

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終盤の路線状態です。皆が専用路線を敷いてカラフルな路線図になっています(笑)。

たぶん誤ったルールでやっていたのを補足

 グループSNEのページに「専用路線はゲームを通して3回行えます」と書いてあったので専用路線は毎ラウンド3本使えるルールではなく、ゲームを通して3回使用可能なルールでプレイしてしまいました。

 おそらくこれはルール間違いです。しかし、ヴァリアントルールの範囲と割り切って良いぐらいの間違いかと思います。

チョコっと密輸

 クニツィアの新作『チョコっと密輸』です。元々は『ヤバいブツ:犯罪カードゲーム』というゲームで、それを日本向けのイラストでリメイクしたものです。

 元々のエディションはこちら。BGGから画像引用させていただきました。

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こっちの方が渋いのは間違いないのですが、商売っ気なさすぎるデザインにも思います。

 ルールが分かっていれば好きな方を買えばいいと思いますが、個人的にはどちらでもよい範囲です。パッケージイラストのキャラクターは少し野暮ったいですが、ゲームには登場しません。なので気にしなくて良いかなと個人的には思っています。

プレイレポート

 チョコレート1つしか持ち込みが許されない国で、賄賂やクソ度胸でたくさんのチョコを密輸するゲームです。皆で検査官を交代でやり、怪しい人物を逮捕したり、賄賂で見逃したりするゲームです。

 

 いきなりやおきんさんが、理論上の最大数の6個密輸しようとしてパクられたのが印象的でした(笑)。すごい男です。

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ゲーム途中の風景。僕が検査官です。とりあえずやおきんさん逮捕しておくかな(笑)。

 プレイ中にやおきんさんと僕は要注意人物扱いを受けるようになってきました。やたらカバンをチェックされたり、逮捕されます。途中から1個しか密輸しない方式で誤認逮捕をうまく誘導していきます。

 誤認逮捕すると賠償チョコが貰えます。賠償金御殿が建つぐらいの勢いで賠償チョコをせしめました(笑)。もう歩いているだけで誤認逮捕されるレベルでしたね。

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結果は36点で2位でした。賠償金パワーです。

 とにかく賠償金の2点を直撮りするので点差は思っているより縮まりました。手札が弱いと賠償金狙いの誤認逮捕を誘うのがベターなので、逮捕率が半々の5人が一番バランス良いのでは?と思いました。

感想

 特定のプレイヤーを指定し、ジャンケン的に判定を行うという意味では国産ゲームの『赤ずきんは眠らない』と共通点があると思います。赤ずきん~』は期待値的に有意性のある手がどちらかに偏る傾向があり、ゲームバランスが良いとは言えません。

 

 ですが本作ではリスクとリターンのバランスがかなり良いです。特に5人は絶妙です。密輸はどこかでやらないといけないのですが、手札が弱いと密輸しようにもできません。なので、検査官をひっかけることも時に必要になります。

 個人的には本作は『赤ずきん~』の上位互換の可能性を感じました。絵柄も可愛いし、値段もお手頃なので『赤ずきん~』が好きな人は本作も遊んでみられることを強く推奨します。

セブンスペード

 最後の時間調整にけがわさんから教えてもらったゲーム『セブンスペード』を遊びます。手軽なブラフゲームですが、3本先取にすると結構、戦略的なゲームになります。

ゲームルール

 詳しく解説したサイトはこちら。トランプがあれば遊べます。お勧めは5~6人です。手軽に遊べて面白いので是非人数が集まる機会があれば遊んでみてください。

kyoheiomi.com

プレイレポート

 スペードを引いても僕はさっきのゲームでかなり疑われているので、ダウトを結構受けました(笑)。なのでうまくタイミングを見計らってウソを通していました。このゲームはある特定のタイミングでウソを挟むと通りやすいのです。

 全部で13枚しかないスペードを5人で取り合って、1人3枚必要なので基本は不足気味です。どこかでウソをつかないとクリアは難しいです。

 

 結果は全員が一勝の中、時間的にラストゲームを迎えました。一言でいうとしゅうさんが強すぎましたね。自然に彼の元にスペードが集まっていきます。ダウト宣言した人はことごとく散っていきます。結果はしゅうさんが勝ちました。

終わりに

 たくさん説明して疲れました。とはいえ、自分の遊びたいものをたくさん遊んでもらえましたし、説明は嫌いではないので問題ありません。

 本日のベストゲームは『チョコっと密輸』でした。これ楽しいブラフゲームが好きなら絶対遊ぶべきです。特に『赤ずきんは眠らない』が好きな人はマストプレイです。

 

 クニツィアのゲームのクオリティの高さには常に驚かされます。『ミスカトニック大学』や『多重塔』など積極的にリリースしていて、これだけ当たりが作れるのだから凄いデザイナーです。

今日のまとめ

・『ルールの達人』は久々にプレイしましたが、凄いゲームデザインだと思います。

・『トランスアメリカ』の日本マップは4人ぐらいがお勧めです。

・『チョコっと密輸』はシンプルながら面白いブラフゲームでした。5人お勧めです。

・『チョコっと密輸』は『赤ずきんは眠らない』の上位互換の可能性を感じます。

・『セブンスペード』はお手軽なブラフゲームです。5~6人集まったら是非どうぞ。

 

 以上です。読んで下さり、ありがとうございました。