大佐の遊び場

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一言アウトプット「運の絡むゲームの6勝4敗は偶然の範囲」

 僕の今日思うことは「運の絡むゲームの6勝4敗は偶然の範囲」です。今回はタイトルを短くするために6勝4敗としましたがその逆である4勝6敗ももちろん然りです。

 

 具体的な例を出すとじゃんけんなんかがそうですね。一応心理戦の要素はありますが、結局は運が絡まないというと嘘になると思います。

 じゃんけんを10回やってどちらかが6勝したといっても、それは正常な分散の範囲なので気にする人はいないと思います。じゃんけんなら間違いなくそう思えると思います。

 20回やって17勝3敗とかだったら根本的に何か問題があることが明らかです。自分の手法に誤りがないかなどを検証したりする必要がありそうです。6:4の範囲程度なら本当に統計的にみれば有意な差ではないと僕は考えています。

 

 僕のやっている競技で分散や確率への理解が乏しいなと思う人の傾向に「6勝4敗で勝ち越したから戦略が良かった」、「4勝6敗で負け越したので戦略が悪かった」と思う人がちょこちょこいます。

 これは戦略の良し悪しであるよりもまずは確率の範囲内であるかどうかを考えたほうが良いと思います。勝ち負け軸で物事を考えている人に多く、勝ち負け軸で戦略の正しい、正しくないを判断すると大変な間違いを犯しえます。

 

 戦略の良し悪しなどは正直戦績に影響を与えないことさえもあります。なんだったら悪い戦略でも勝ち越すことはあり得ます。これは最悪中の最悪です。

 期待値負けしている戦略で大きく賭けた時に勝ってしまうなどを経験してしまうと、成功体験をなぞってしまいがちです(もちろん、長期的には負けていくでしょう)。

 

 大切なのは戦略の結果が正常な分散の範囲であるかどうかをきちんと頭に入れた上で検証することです。分散への理解が乏しいと正しい戦略を過ちとしたり、その逆をやってしまうこともあり得ますね。