大佐の遊び場

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否定的なレビューを書く時に陥りやすい罠

 こんばんは、大佐です。今回は「否定的なレビューを書く時に陥りやすい罠」というお話をしていきます。あくまで僕の一個人の経験が主体となるお話です。

 僕がさんざん犯してきた過ちをできるだけ具体的に、わかりやすくお話したいと思います。それでは参りましょう。

 【目次】

 否定的なレビューを書くことに対する考え

 僕個人は否定的なレビューを書くことは、全然問題ないと考えています。ただ肯定的なレビューを書く時以上に注意が必要なことだけは間違いないでしょう。

 

 今日の記事はそう考えている人が僕と同じ轍を踏まないようにと思い、したためようと思った経緯があります。

否定的なレビューを書く時に陥りやすい罠

1.やたら長文になってしまう

2.ついつい言葉選びが悪くなる

3.単純すぎるまたは、作為的な比較をやってしまう

 

 僕の経験上これらの3つが犯しやすい過ちだと思います。個別に解説していきますね。

やたら長文になってしまう

 これはですね。現代も結構やっていますね。すいません。これに関しては過去の自分のレビューを見てもらうのが早いです。

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過去の自分の文章を改めてみると長い……。ちなみにこれで半分ぐらいです。

 なぜそのゲームがダメなのか論理的な説明をしようかと思うと、ついつい文章が長くなってしまうんですよね。ざっくりしすぎてもダメなので、この辺は難しいんですよね。

 全文読みたい人はまだそのまま残してあるので、是非どうぞ。ダメなレビューからどんどん学んでいってください(笑)。

Play:gameの『プエルトリコ』の僕のレビュー

 

 否定的な長文って単純に読んでいて疲れますし、よほどの興味関心をもってしか読むことができないと思います。なるだけスッキリ短所を説明されることをお勧めします。

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長すぎるレビューはそもそも読む気が削がれやすいです。

ついつい言葉選びが悪くなる

 これは最近は前置きをする形で極力回避できるよう努めています。しかし、昔はあまりそんなこと考えていなかったんですよね。僕の先輩方が思った事をはっきり言う人達だったので、影響を受けたのも小さくないです。

 

 ある程度ダメだということを言うのは構わないんですが、過剰に殴り過ぎないようにも気を付けたほうが良いかと思います。一旦悪いモノと断定すると、僕たち人間はしばしばそれらを(主に言葉で)殴り過ぎる悪い癖があります。

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やりすぎなレビューの例(注:彼のは演技です)。

 過剰な言葉による攻撃は、そのレビュー対象が好きな人にとっては、攻撃されているような気分を与えてしまうことがあります。これには気を付けたいです。

 昔、『アグリコラ』のレビューで思い切ったことを書いて、かなり多くの指摘を貰ったので、思い切りが良すぎるのも考え物ということをここでの結びに言っておきます。

単純すぎるまたは、作為的な比較をやってしまう

 AよりBが優れている程度の比較評価は簡単です。小学生程度の子供でも「~よりこっちが好き」ぐらいの判断はできます。

 

 ボードゲームでやりがちな比較評価の誤ちの1つ目は、「ある一要素において優れている」ことを「全体において優れている」こととすり替えてしまうことがあり得ますね。昔の自分はよくそれをやっていたと記憶しています。

 一要素で勝っているからといって、全体で比較対象に勝っているとは限りません。部分的な比較を安易に全体に当てはめるのは、判断を誤るを可能性を高めます。

 

 また、自分の狙った比較やりたさに恣意的な比較(ズルい比較項目の選び方)をするなんてことも、結構やってしまいがちですね。比較を行う時にはある程度のフェアな比較の仕方を心がける必要があります。

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作為的な比較の分かりやすい例。いや、その比較、卑怯でしょ(笑)。

つまりどうすればいいのか

 先ほどの過ちの逆をいけばおおよそ正解かと思います。

 「長すぎずあっさりと」、「言葉選びは慎重に」、「安易・作為的な比較はしない」

 

 この3つに気を付ければ、良い否定的なレビューが書けるようになるかと思います。

否定的なレビューもまた有益

 僕個人は否定的なレビューもまた有益だと考えています。某国産ゲームのレビューを書く時に、ググってもボドゲーマでも肯定的な内容しか見つからず驚きました。

 基本的に否定的なレビューを書くと嫌われるリスクがあります。肯定的なレビューのみを書くのが安全でリスクの少ない選択肢だと言えます。

否定的なレビューは感謝を感じにくい

 特に否定的なレビューの有益性って、あまり実感しにくいのも欠点なんですよね。否定的なレビューが役に立つケースって「買わなくて済んだ」という形なので、感謝が伝わってくることは稀です。

 その逆の「買って良かった」は「〇〇さんのお勧めで買った!良かった!」とか言ってもらいやすいです。

否定的なレビューを書くことはリスクを取ること

 肯定的なレビューの方がリスクも少なく、感謝もしてもらいやすい。これでは無理にリスクをとって否定的なレビューを書く必要を感じにくいのも事実です。

 もうねはっきり言います。否定的なレビューは感謝されにくい、嫌われやすいと茨の道なんですよね。わざわざやりたい人ってなかなかいないと思います。嫌われる勇気が要ります。

 

 なので否定的なレビューを書く人って、わざわざリスクを取って書いてくれているとということを、よく否定的なレビューを書く人として伝えておきたいです。彼らへの感謝は僕は忘れないようにしたいです。

 具体的な例でいうと、僕はけがわさんのレビューで買わなくて済んだゲームがたくさんあります。その他の方の否定的なレビューで買わなくて済んだケースもあります。

 

 なので、この場で否定的なレビューをリスクをとって書いてくれている方に感謝を述べておきます。いつも参考になっております。ありがとうございます。

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否定的なレビューを書く人にも感謝を忘れないようにしたいですね。

今日のまとめ

・否定的なレビューを書く時に陥りやすい罠を解説しました

・長すぎるレビューは読む気を無くすので気を付けよう(自戒の念が強いです)

・言葉選びには気を付けよう(言葉で殴り過ぎないように)

・否定的なレビューを書くのは茨の道

・否定的なレビューを書くリスクテイカーの方々への感謝を述べました

 

以上です。読んで下さりありがとうございました。