学ばない人には引き算の人生が待っている
こんばんは、大佐です。今回は毛色を変えて、僕の学びに対するスタンスを少しお話しようと思います。
日本人は本を読まない人種とも言われます。「月に一冊読めば平均越え」と呼ばれるぐらいに本を読まないというデータもあります。
個人的には学習をしない人生は「失っていくばかりの引き算の人生」が待っていると思っています。今日はなぜ僕がそう思うのかをお話したいと思います。それでは参りましょう。
【目次】
日本人の読書量について
文化庁が2019年に発表した『国語に関する世論調査』のデータがこちらです。
これを盲信的に見ると月に3冊読めば上位80%に入れることになりますね(笑)。まったく読まないが半数は仕方ないにしても、たった3冊で上位80%は流石に聞いていて頭がおかしくなりそうです。
1冊読めばほぼ平均越えもさることながら、たった3冊で上位80%はあまりにレベルが低いと思います。岩波や新潮の海外書籍のような冊数をこなすのが難しいものを読んで1~2冊が平均ならわかります。
サン=テグジュペリの『星の王子様』みたいな読みやすい本でも1冊とカウントしてよいのなら、楽勝すぎません?って素直に思います。
もっと本を読むべきという思いもありますが、シンプルに上位8割に行く基準点の低さに唖然としました。
学びの本質は明日をより良くするためだと思っています
僕個人は学びの本質は「学んだ内容を明日以降に活かし、明日をより良いものにする」というのが学びの本質と考えています。本から学んだ知識や考え方を取り入れ、明日の生活をより良いものにしていくこと。それが学びの本質だと思います。
基本的に人間は年齢と共に機能が低下していき、失っていくことのが多いです。しかし、こうして学びを活かした積み上げをしていくことは、こうした年齢的な喪失に対抗する有力な手段だと僕は思っています。
逆に言うと学んだものを「人生に活かす積み上げ」として「年齢ととも起こる機能低下」で失うものより得るものが勝つよう目指すこと。それがより良い齢の重ね方だと考えています。
本気の遊びもまた学びです。
学ぶって響きは超堅苦しいのですが、要は「本気で何かに打ち込む」ことと言い換えても差支えありません。僕は某ゲームの競技勢として、5年間他の競技勢と鎬を削ってきましたが、いろんなところで日常生活でできない体験をすることができました。
そうした日常生活でできない体験をすることもまた学びと言えます。実際にやってみないとわからない難しさ、いろいろなルールや制度の仕組みを知る必要があります。本気の遊びは楽しい学びといって過言ではないと思っています。
負けた時にしっかり敗因を分析したり、勝つための確率的・戦術的な優位を研究したり、よく人間が陥りやすい勘違いのパターンを勉強したりと、ボードゲーム・カードゲームでも真剣に臨むと学びの機会に変わります。
学ばない人生は引き算の人生だと考えます
思春期までは何もしなくても、筋力の発達や脳機能の発達など物理的な発達で努力しなくても獲得していくものがあります。しかし、成人後はそうではありません。
大人になると年齢とともに何かしらの機能が低下していきます。筋肉・記憶力、体力などなど挙げていくとキリがありません。
はっきりいうと積極的な獲得をしようとしないと成人後は得るものが少ないです。そういう人に待っているのは、極論ですがただ失っていくだけの「引き算の人生」が待っているとすら考えています。
引き算の人生か積み上げの人生か?
僕のこの記事での論点はここにつきます。積み上げが活きる人生か、引き算の人生かは自分で選択することができます。大切なのはどう生きたいかです。
それにそこまで難しく考えなくても「たった月に3冊読めば上位グループに入れる」という、自尊心ベースで本を読んでも構わないのです(笑)。
ちなみに僕は引き算の人生はイヤです。せめて年齢とともに失う程度のものは得ながら齢を重ねていきたいです。
学習定着率をざっくり数値化したラーニングピラミッドについて
また有名な概念として「ラーニングピラミッド」があります。これは学んだことの定着率をどの程度のことをしたかで数値化したものと言えます。
講義を聞いた、本を読んだを合わせてもたった10%にしか届きません。さっき言った本気の遊びは30%の「実演・実験」~75%の「自ら体験する」エリアに属すると言えます。本を読むより楽しくて、効率的な学びと言えるでしょう。
また本は読んだだけではダメとはっきりこのデータは言っています。そのあとの自分の行動に活かしかないと無意味と僕も思います。
今日のまとめ
・学ばない人生は引き算の人生が待っているという自分の哲学をお話しました。
・日本人の読書量は少なく月に3冊読めば十分に上位の「選ばれし者」です。
・学びの本質は明日に活かして、より良い明日を生きるためだと考えています。
・本気の遊びもまた学びと言えます。むしろ効率は良い部類の学習方法です。
・本は読んだだけではダメ。実践が伴わなければ学びは定着しない。
以上です。読んで下さりありがとうございました。