『ジャイプル』先行レビュー
こんばんは、大佐です。今日はボドゲーマに掲載予定のレビューをフォロワー様と、ブログ読者に先行お披露目する試みをやってみようと思います。それでは参りましょう。
【目次】
キャッチコピー
商売上手は物々交換がお上手!ラクダを上手に使って、素早く商品を交換しよう!
【ざっくり解説】
『イスファハン』の作者が贈る仕入れと物々交換をテーマにした、場のカードの奪い合いゲームです。基本的にカードを1枚取るか、ラクダを場から取るか、手札・ラクダと場札を交換するの3択でカードを集めていきます。
集めたカードは相手より早く売りぬくことを目指します。売値は誰よりも早く売った人が高いのです。手番効率を高めるラクダ獲得と、交換をうまく使う人、つまり交換上手が勝つゲームです。交換上手は商売上手といえるでしょう。
【長所】
基本となるルールは非常にシンプルで説明に苦労することはないと思います。凄いシンプルなルールで、技術的なプレイをしようと思うとやや難しいタイプのゲームです。
交換でカードを場から取った場合、新規のカードを追加することなく行えるところもポイントです。交換を上手に使う人は相手から嫌がられること間違いなしです(笑)。
【短所】
プレイの肝となる部分スキルの部分が地味なことです。手番効率を高めるというゲーマー向けな要素がゲームの主軸です。おっさんジャケットは伊達ではなく、ややゲーマー向けです。
同じゲームを2本先取でやるので短期間にリプレイしすぎると、飽きやすいかもです。ラウンド毎にシャッフルする必要があり無作為化が雑だと、ゲームの流れも雑になるので結構手間ではあります。要カードスリーブです。
【個人的な評価】
2人用カードゲームとしては、基本となるルールもシンプルで好感度は高いです。また2人用ゲームにありがちな殴り合いの要素の強さもありません。2人用ゲームだけど気軽にプレイできるのはそのためでしょう。
何より手番効率の大切さが重要で、それにはラクダと交換を上手く使う必要があります。そしてそのタイミングは難しいです。気軽に遊べてシンプルなゲームですが、スキルフルに遊ぼうと思うと技術介入度は低くはありません。
ある程度のスキルレベル同士の人だと、めくれゲーになりやすいので気軽に楽しめば良いと思います。手番効率を意識しない人でも、勝てる範囲のゲームバランスだと思います。ここはかなり良いところです。
なので、まずは気軽にプレイして、気に入れば手番効率を意識したプレイをしてみる。そんな楽しみ方で本作には接すればよいかと思います。良いゲームだと思います。
推定プレイ回数は5~10回ほど。実は過去に所有していたので結構遊んでいます。昔はめくれから短期的ベストアクションを打つだけのゲームと評して、売ってしまいました。あの頃はよくわからない基準でゲームを判断していました。
場と手札の交換効率という点で共通項を持つシャハトの『ゴールド』もお勧めです。本作を気に入った方はシャハトの『ゴールド』もお勧めなのでこちらも是非どうぞ。
個人的にはポーションの『アンクォール』も気になりました。そのうちプレイしてみたいと個人的には思っています。
今日のまとめ
・シンプルなルールで楽しい2人用ゲーム『ジャイプル』の先行レビューでした。
・ボドゲーマ様掲載時にはもう少し付加情報入れます。
・手番効率を意識することが大切なゲーム性。おっさんジャケットは伊達じゃない。
・とはいえスキルレベルの差も全然埋まりうるめくれゲー要素もあります。
・シャッフルが多いのでスリーブは必須かと思います。
以上です。読んで頂きありがとうございました。