大佐の遊び場

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Web上の文書はわかりやすく書こう!

 こんばんは、大佐です。今日は文章を書く時の言葉選びについての話です。せっかく有用な記事を書いてくれた人がいても、読んでみるとわかり難いカタカナ言葉が並んでいたりするのを散見します。

 以前Twitterでわかりにくいが常用されることの多いカタカナ言葉に対する、問題定義的にわからないカタカナ用語を画像化したイラストが話題になりましたね(そしてその亜種がたくさん作られました)。

 

 こういう言葉を使っているのを見ると「一体誰宛てに書いているのだろう?」という素朴な疑問が生じてきます。特にWeb上のコンテンツ(SNSやブログ)では強くそう思います。

 僕はコミュニケーションの本質を考えれば、難しいカタカナ言葉ってWeb上ではそうそう使うべきではないと思います。なぜそう思うのか今日はお話したいと思います。

 【目次】

結論:僕の思うコミュニケーションの本質

 それは自分の思っていることを相手に伝えることです

 

 意思疎通の究極の目的はこの一言につきると思います。逆に言えば、相手に自分の思っていることが伝わればどれだけつたない表現でもOKです。またどれだけ論理的でしっかり筋の通ったことを話していても、相手に伝わらない表現を選んでいればNGです。

 

 この意思疎通の究極の目的を簡単だと思った人は、この先はおそらく読んでも得られるところは少ないでしょう。

それには相手に合わせた表現・言葉選びをする

 言語・文章というのはそれを受け取る受け手のために存在するものだと僕は考えています。極論ですが、現在・将来の受け取り手に分かる表現方法を使わないことには、その役目を果たさないと考えます。

 伝わらない表現・例え・専門用語は意思疎通の本来の大きな目的に立ち戻って考えれば、それがあまり意味をなさないことは証明を必要としないレベルで分かっていただけると思います。

 

 誰かに伝えるために書く文章・話す言葉が伝わらなければ目的を達していないのは明らかです。ねじを締めるためのドライバーがネジの先端にあっていないようなものです。それではネジを締める(意思疎通の本質)を達成できないのです。

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伝わらない言葉・表現を使うのは、意思疎通の観点からいくと明らかな失敗です。

相手に伝わればOK、そうでなければNG

 極論としていえるのは相手に伝わればOK、そうでなければダメです。逆に伝わればどれだけニッチな例え・表現でもOKです。伝えたいことが伝えるというお題をクリアできていれば、やり方はごり押しでもスマートな攻略でもOKということです。

例えを使う時に相手や想定する読者層に合わせた例えを使う

 アニメや漫画でいうと30代には『ドラゴンボール』や『幽遊白書』も例えに出してもOKですが、20代には『ワンピース』や『鬼滅の刃』などを例えに使うのが良い使い分けと言えます。

 

 20代の方に『エイトマン』とか『タイガーマスク』を例えに使ったら伝わらない確率の方が高いですよね(例外はありますよ!)。要は相手に合わせた表現を選ぶことは、意思疎通の精度を上げることに繋がるということです。

 世代じゃない人に違う世代の作品を例えに出して伝わることは、基本例外だと考える方がより高いレベルの意思疎通のコツだと思っています。

web上の文章表現は想定する読者はだいたい「不特定の多数」

 今回一番言いたいことは、TwitterなどのSNSやブログなど「想定される読み手が不特定多数」であるWeb上の言語・文章表現についてです。

 基本的に「想定する読者が不特定多数の場合」は分かりやすく、読みやすい文章・表現を心がけるべきと考えています。どういう年代・知識を持った方が読み手になってくれるか分かりませんからね。どうあっても良いよう立ち回るのが賢いと考えます。

 

 逆にいうとSNSやブログなどのWeb上の文章・言語表現でわかりにくい、カタカナ言葉や専門用語を連発している人には常に「その文章は誰宛てだろう?」と思ってしまいます。

 もしそういう文書を書く場合は、前提として対象とする読者層を最初に断って文章を書くことをお勧めします。この方がより親切だと僕は思います。

 例えば医学の専門知識を持っている人向けの文書ならば、医学的な専門用語を使っても不親切とは言われないかと思います。

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高度な専門知識を要する文書を書く場合、予め断りを入れると親切だと思います。

ただ、読みにくい文章を書くことにも一定のメリットはある

 批判を恐れずに言いますが、第一に「頭の悪い返信」を貰う確率が低くなります。また興味のある人しか読まないので「批判・問題点の指摘」を受ける確率が下がります。

 逆に読み手がニッチになる分、愛好者や刺さる人しか読まなくなるので、批判や反対意見、問題点の指摘などに出会うリスクが下がるという見方もできます。

 

 ただそれだと多くの読み手に読まれる可能性を逸します。機会損失と言う点において、Web上に文章を公開するメリットを最大限に受けることもできなくなると考えています。

 また問題点の指摘も貰いにくくなるのは、悪い指摘も減りますが、良い指摘も減ると考えています。文章スキルの向上の観点からいうと、将来的な小さくない損失だと個人的には思います。

 

 リスクも小さくなるけど、リターンも小さくなるイメージです。大きなリスクを取らないと大きなリターンも得られないということも忘れないようにしたいです。

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リスク取らないとリターンも大きくはなりません。

リスクは悪いことばかりではないのです。

終わりに僕個人の意見

 結論として、僕個人は専門用語・カタカナ用語をWeb上で濫用するメリットってすごく小さいと思います。

 専門用語を使うと文章の見た目の量が減ってスッキリするメリットはあります。しかし、その反面失う可能性の大きさに目を向けるべきではないでしょうか?

 

 僕はそう思うので、わかりやすい表現を心がけていますし、今後もそうするつもりです。

おまけ:わかりやすい表現で好感度の高いブログの紹介

 最後に、専門用語をあまり多用せず、非常にわかりやすくて好感触だと思うものを紹介しています。本ブログの読者の方には強くお勧めするサイトです。

浅く潜れ!

asakumogure.blog23.fc2.com

 友人のボードゲームサイトです。解説記事としてもすぐれていて、写真も非常にわかりやすいです。僕の読者はやおきんさんのリツイートから知られた人も多いかと思いますので、既知の方は多いかもですね。

 

今日のまとめ

・わかり難いカタカナ言葉・専門用語は相手を見て使うべきです。

・意思疎通の究極の目的は「相手に自分の思うことを伝えること」です。

・要は伝わればOK、伝わらなければNGです。

・専門用語を使うとリスクも小さくなりますが、リターンも小さくなります。

・わかりやすい表現をしているブログを紹介しました。

 

以上です。読んで下さり、ありがとうございました。