大佐の遊び場

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レビュアーはボドゲーマにレビューを書こう

 こんばんは、大佐です。先日の1日のブログアクセス者数が過去最高を更新しました。原因ははっきりしないのですが、おそらく一昨日投稿した「ボドゲーマ攻略記事 届ける力編」じゃないかと個人的には思っています。ありがとうございます!

macbeth-taisa.hatenadiary.org

 個人的にはレビュー論本当に人気だなと思います。ボドゲーマを扱った記事も人気です。ボドゲーマさんは今ホットなサイトの1つだと思うので、レビュアーの人が絶対にここに投稿しましょう。

 他にも自分の思うボドゲーマにレビューを投稿するべきな理由を、今日は考えてみました。今日はその点についてお話ししたいと思います。それでは参りましょう。

 【目次】

 なぜレビュアーはボドゲーマにレビューを投稿すべきなのか?結論

 これは僕の仮説の分が大きい意見もありますが、そこは頑張って説明で埋め合わせたいと思います。結論からいきます。

1.一番注目される情報収集の効率の良いサイトだから

2.ボドゲーマには古い海外ゲームのレビューが不足している

3.海外ゲームのマーケティングはユーザーの口コミが頼み

4.注目度の高いサイトにレビューを集めて、推しの海外ゲームを広げてほしいから

5.初心者が国産ゲームを買うのはリスキーなので、この状況を少しでも改善したい

 

 以上です。順に説明していきます。

1.一番注目される情報収集の効率の良いサイトだから

 単純な理由です。Play:gameや個人のブログはどうしても見る人が限られると考えています。Play:gameはシンプルな見た目で、古くからのユーザーに愛されています。

 

 しかし、日々のレビュー投稿数だけで比較してもボドゲーマさんは10件を割ることはまれです。Play:gameはレビュー投稿が坊主(0)の日もあるので、投稿数の差からしても歴然です。

 また先日、ボドゲーマの運営者の若狭創さんのアカウントが発表した数字によりますと、ボドゲーマは一か月に150万PV。これを日割りすると5万PVといえます。これに勝てる個人サイトはなかなか居ないでしょう。

 

 僕が言いたいのは、Play;gameは見捨ててボドゲーマにかけというわけではないです。これだけは勘違いしないでもらいたいです。

 僕はPlay:gameにも記事の投稿は続けています。むしろ、ボドゲーマは万人向けに、Play:gameはより本音の度合いを強めたものを投稿することで差別化をはかっています。

 

 単なる自己満足で書いている方は無理にとまでは言いませんが、3章でふれるように海外ゲームの宣伝・認知はユーザーの口コミ頼りなところがあると考えています。ここはのちの章で深く掘り下げます。 

2.ボドゲーマには古い海外ゲームのレビューが不足している

 ボドゲーマさんは一昨日ぐらいに開設4周年という記事をアップロードされました。この記事はボドゲーマの持つユーザーへの影響力の高さを、ざっくり知ることができるので、ボドゲーマの影響力について懐疑的なユーザーが一度目を通しておくとよいかと思います。

note.com

 逆に言うとまだ開設4周年しか経過しておりません。Play:gameデータベースが2004年とのことなので16年の歴史のあるPlay:gameの方が、古いゲームのレビューは充実しています。

 

 ですが影響力の高いボドゲーマに古いゲームのレビューはあまりありません。いくつか比較対象を出してみます。

 かなり剥離のひどいものをチョイスしてはいます。しかし、どれも古参の方からすれば一線級の知名度を持つものばかりを選びました。それではどうぞ。

ミハエル・シャハト作『王と枢機卿』(2000年)

Play:game:43件

ボドゲーマ:9件

 

 なんと34件差です。桁違いとも言えます。『王と枢機卿』クラスのゲームがこんなに知られていないのもったいなくないですか?

 つい最近神様のMaroさんが書いてこの数字ですからね。ちょっと前までは8件でした。あまりに寂しいです。

ライナー・クニツィア作『メンバーズオンリー』(1996年)

Play:game:26件

ボドゲーマ:7件(コメント付き5件)

 

 Play:game世代には屈指の人気ゲームのイメージの『メンバーズオンリー』も4倍近いひらきがあります。最近グループSNEから再販されてコレですからね。そう考えると、絶望的かもしれません。もっとレビューが来てもよいのでは?と思います。

トム・レーマン作『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』(2007年)

Play:game:26件

ボドゲーマ:6件

 

 こちらも4倍以上の開きがあり、また桁違いです。2007年には怪物ゲームがたくさん誕生する当たり年とゲーマーの中ではささやかれていましたが、2007年の優等生の1つの『RFTG』ですらレビュー一桁台という悲しみを背負っています。

 もっとファンの方は積極的にレビューを書いて支えてあげてほしいなと思うゲームの1つです。あまりに寂しいです。

ピーター・フリンツ作『テーベの東』(2007年)

Play:game:47件

ボドゲーマ:9件

 

 こちらもPlay:game世代なら有名な『テーベの東』です。桁違いの上5倍以上離されています。

アンドレアス・ペリカン作『魔法にかかったみたい』(2007年)

Play:game:34件

ボドゲーマ:4件

 

 2007年の怪物ゲームの1つの『魔法にかかったみたい』もこのレビュー数です。レビューされない魔法にでもかかっているのでしょうか?これまたさみしい数字です。

以上5つのレビュー数格差のあるゲームを取り上げました

 ボドゲーマとPlay:gameとのレビュー数の格差の激しいものを恣意的にチョイスしましたが、知名度の観点から「え?コレがそんなにレビューされていないの?」と思えるものをチョイスしたつもりです。

 『王と枢機卿』と『メンバーズオンリー』は古参には鉄板級のゲームなのに、あまりにレビューの数に恵まれていません。

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王と枢機卿のレビューが一桁台はさすがにさみしいものがあります。

新規レビューの投稿頻度の高いゲームはやっぱり目に付く

 この現状を見てなんとも思わないなら構いませんが、自分はかなり危機感を持っています。というのも、新規でレビューが投稿されたゲームは、ボドゲーマのTOPページに更新履歴として表示されます。

 

 先ほどボドゲーマの日割りPVが5万いう話をしました。このうち1万がTOPページにアクセスしているものと仮定します。

 よくレビュー等の記事が投稿されて、TOPページの更新履歴に乗ることが、ゲームが認知度の点で、かなり有利に働くことは認めていただけるでしょう。

 

 ここに出てくる回数の多いゲームは注目度の高いゲームとして、認知される効果ぐらいは期待できるでしょう。その日のアクセス数が高いゲームはその日のアクセスランキングにも入ります。

 レビューや、リプレイ記事を書くのは推しのゲームを推すには効果的だということを認めていただければ嬉しいです。

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ボドゲーマに記事を投稿することは、間違いなく注目を集めると考えています。

国産ゲーム級に新規ユーザーにリーチするゲームのレビュー数

ドミニオン(第二版含む):37+19(第二版)のトータル66件

カタンの開拓者:68件

ディクシット:50件

宝石の煌めき:70件

カルカソンヌ:43件

 

 この辺のゲームはよく新規ユーザーに到達しているなと思うゲームだと個人的には思います。知名度も高く、ご新規さんでも知っているクラスの海外ゲームだと思うものをチョイスしました。

  これを見るとボドゲーマへのレビューの投稿数が新規ユーザーへのリーチ率との相関がいくらかあることは認めていただけそうかと思います。

 

 僕はこの項ではレビュー数の少ない海外ゲームを推したくなるデータを作ろうとしています。そこを割り引いてみても、いくらか説得力のある数字や話を出せているかと思います。

3.海外ゲームのマーケティングはユーザーの口コミが頼み

 これについてはざっくり再度お話しします。海外ゲームは作者が日本のユーザーに直接アピールすることは稀です。マーケティングはメーカーに委託しているのだと思われます。

 海外ゲームのマーケティングは主に、日本の販売代理店が担っています。ですが昨今のゲーム発売数を考えると1つのゲームに力を入れるにしても限度があります。

国産ゲームはマーケティング強者、王と枢機卿クラスでも余裕で勝っている説

 対して国産ゲームのマーケティングは作者や製作会社は、宣伝・広告にオールインできる強みがあります。大々的なキャンペーン、Twitterでのエゴサーチと拡散、ボドゲフリペのような国産ゲームを強く推すメディアの存在。

 はっきり言います。国産ゲームはマーティング強者です。届ける力がめちゃくちゃ強いです。ざっくりどれぐらいかというと『王と枢機卿』クラスには余裕で勝っていると考えています。それぐらい届ける力がバグっていると思います。

ご新規さんは目に付きやすい情報でゲームを買うことが多いという仮説

 新規ユーザーは情報を自分から深堀りすることは稀です。必然的に受け身でも目にしやすい情報、つまりマーケティング強者の情報が入ってきやすいです。

 ユーザーの購買機会の奪い合いという観点でいうと、目に付きやすいのはかなり有利といえます。僕の仮説はそこそこいい線言っていると思います。

対して海外ゲームはユーザー頼みのところが大きい

 海外ゲームは対して、ユーザーの口コミ頼りの部分が大きいと考えています。先述の通り、販売代理店の広告・キャンペーンには限界があります。

 

 Twitterやブログは前者は完全ご新規さんにというと、バズらないと難しいと思います。個人ブログの情報は効果的に収集するのは難しく、ボドゲーマの情報収集効率に勝てないと考えています。ご新規さんがどちらを見るのかは、詳細な検証を必要としないレベルで明確だと僕は考えます。なんせ日5万PVですからね。

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ボドゲーマのPV数は圧倒的です。

 ブロガーはアクセスを稼ぎたいので、レビュー投稿サイトに貴重な記事のネタを提供するのが惜しい気持ちはわかります。僕もそうです。

 

 僕の場合はプレイレポートのみを本サイトに書き、レビューは向こうに寄稿しています。その代わりボドゲーマと自ブログの掛け算効果が期待できるので、よいかなと思って続けています。

 単純に、日5万PVのサイトと掛け算したほうが強いじゃないですか?と思います。

4.注目度の高いサイトにレビューを集めて、推しの海外ゲームを広げてほしいから

 だからこそ、古参ユーザーが海外ゲームのレビューを積極的にボドゲーマに書くべきだと僕は思います。

 

 ご新規さんが目にしやすいサイトにこそ、推しのゲームのレビューを書いて、もっと多くの人にアピールしたい。そう考えてくれる人が1人でも増えればと思って当記事を書きました。

 共感していただけたなら、この記事をリツイートしていただけると嬉しいです。同士をどんどん募りましょう。『王と枢機卿』や『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』がボドゲーマで肩身を狭くしている状態を、少しでも解消できればと思います。

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この記事に共感して、立ち上がってくれる仲間を募集します。

海外ゲームをもっと新規さんに届くようにと願って書いています。

5.初心者が国産ゲームを買うのはリスキーなので、この状況を少しでも改善したい

 そして最後に言いたいことは見出しの通りです。

 なぜリスキーなのかは詳細に書いた記事があります。この僕の過去の遺産のおかげで燃え尽きた中でも記事を完走できそうです。よくやった過去の自分(笑)。

 この記事も当ブログの人気記事の1つです。ぜひ読んでやってください。

macbeth-taisa.hatenadiary.org

 個人的には国産ゲームは物好きや価値観に自信のある人が、「第二のカナイ・セイジさんを発掘したいぜ!」みたいに攻めるべき部門だと考えています。

国産ゲームで個人的にハズレだなと思ったが、世間は高評価の作品もある

 もう僕のブログを定期的に読んでいる方は、名前を言わなくてもわかるゲームだと思います。しきりにやり玉に挙げるので名前を出さないほうがいいなと思いました。自重します。

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今回はあえて名前は出しません。まあ、すぐわかりますけど(笑)。

 ですがこのゲームはボドゲーマのレビューでも自分以外は高評価。個人ブログなども肯定的なレビューしか書いていないというゲームがあります(ブログは〇〇〇〇(ゲーム名)親善大使を名乗る人が多いです)。

 

 肯定的なレビューを書くことに裏目はないかというと、そうではないと考えます。あまりに露骨な問題点に触れないレビューを書くと、一番大切な「信用」を犠牲にする可能性があります。個人的にはお勧めしません。

 ホリエモンこと、堀江貴文さんは「お金を貯めるな、信用を貯めろ!」と言っています。ブロガーは「信用」が命なので、その記事を書くことが「信用面でどうなのか?」は考えて書くことを個人的にはお勧めします(額にブーメラン1本追加)

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真理は常に自分に厳しいものです(額から流血)。

 ちなみに、このゲームは明らかにプレイアビリティ(プレイの手間暇を節減するアイデア)が悪く、ゲームバランスにも著しい問題を感じました。

 テストプレイすればすぐ露見するレベルのエラッタもあり、製品版をチェックしていない説すらあります。ちょっと悪い点が多すぎるなと思いました。

これだけ最後に言わせてほしい

 大切なことなのでもう1回言います。

 

「日5万アクセスのボドゲーマに海外ゲームのレビューを書く仲間が増えてほしい。それが海外ゲームがもっと、多くの人に到達する自分の思う、一番現実的な方法です」

 

 これだけ読めば6000字近くある今日の記事はすべて読んだも同じです。なので、「今日のまとめ」すら今回はなしです。読んでくださり、ありがとうございました。